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H.E.BOX社のドスキン生地を使ったオッドベスト

一時期、ベルンハルト・レッツェル著「GENTLEMAN」に登場する赤のハントベスト(背中はタッタソール・チェック)が気になって仕方なくなり、同じものを探しに探したことがあります。

といっても実際に英国へ出向いたわけではなく、ネットで検索しただけですから、おのずと調査力には限界があります。

既製品はCordingsやPakemanほか色々なところで売られていたけれど、背中がタッタソール・チェックではないし、サイズ38でも私には少し大きすぎる・・。

オーダーするなら気心が知れたフィッターさんに仕立て出ししたいのだけど、何しろヘビーオンスの赤やエンジのメルトンやらドスキンという生地を切り売りしてくれる店が見つからない。

ヘビーオンスのメルトンやドスキンを揃えている生地屋さんとして、H.E.BOXというマーチャントがあることは分かったのですが、webサイトを見てもオンラインショップなど設けられておらず、「1メートル売ってください」と交渉するのもはばかられる・・。

そんなわけで、いつものフィッターへ生地を持ち込むのは断念し、この手の生地に強いバタク・ハウスカットにパターンオーダーして作っていただいたのがこちらのブツです。



パターンオーダーなのでデザインの自由度はありません。襟付き、襟なしを選ぶことやボタンをメタルに変更(本来はホーンボタン)することは可能です。

それから背中の生地(本来はキュプラ(多分))をタッタソール・チェックのウール素材にするのも、アップチャージを支払えば可能です。

タッタソール・チェックの生地は、H.E.BOXのもの以外に、もう一種類ストックされていた記憶があります。



これはH.E.BOXのタッタソール生地です。少し茶色がかったような生成りといった色合いです。

もう4、5年くらい前に納品されたブツなのですが、なぜか今までほとんどブログに載せていなかったのと、昨日半年ぶりに手元に戻ってきた(ベストを注文したのでサンプルとしてフィッターに貸し出していた)ので、一度アップしておこうと思い立った次第です。

当然ながら、キツネ狩りではなく仕事時に着用しておりますので、暑くても上着を脱いで背中をさらけ出すのに若干の勇気を要するのが弱点です。
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コメント

コメント(2)
No title
ものすごく基本的なことなんですが、ベストの背の部分だけ柄や布地が違うのは何故なんでしょうか?

tei-g

2017/04/23 21:35 URL 編集返信
No title
> tei-gさん
共地で作ることもあるようですが、裏地を使うことが多いですよね。

昨年はスーツ誕生(ジャケット、ベスト、パンツの組み合わせが登場したという意味らしく、今のビジネススーツ生誕ではありません)300周年ということで、トークショーを聞きに行ったときのメモでは・・。

時の国王、チャールズ2世が、ペストや大火事など災厄続きだったこの時代、自分の女道楽のせいにされるのを恐れて、貴族の倹約奨励の意味を込めて「衣服改革宣言」をして登場したのがウエストコート(ベスト)であった・・とのことでした。

背中が裏地なのは、見えない箇所は質素にしようという倹約の意味もあるのかも・・。一番の理由は、ジャケットを上に着るから滑りがよいほうが望ましいからだとは思いますが。

カッタウェイ

2017/04/23 21:54 URL 編集返信
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