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松谷みよ子さんの「モモちゃんねずみのくにへ」

子供の頃に好きだった絵本のひとつです。

もう一度読みたいと思い、ちょっと検索してみたところ、中古品が信じられない価格で売られているのを見て気絶しそうになりました。

マルボロ100個より高かった・・といえばお分かりいただけるでしょうか。あるいはカスタム845の税抜き価格と同じくらいだと・・。

結局、購入はあきらめて図書館で借りてまいりました。

あらすじはこんな感じです。けっこうスリリングで、「おしいれのぼうけん」にどことなく通じる魅力があると感じました。ぜひ復刊されて、多くの子供たちに読んでいただきたいものです。

(あらすじ)
モモちゃんとコウちゃんは赤ちゃんのときからの仲良しで、今は同じ幼稚園に通っている。

ある日、コウちゃんは階段の上から椅子を放り投げて破損させてしまう。

幼稚園の先生はコウちゃんに、壊れた椅子を「おねずみさんの部屋(破損した物品等を保管する部屋)へ持っていき、自分の臀部を打擲しつつ自省するよう」指導する。

ところがコウちゃんはねずみの部屋へ行った後、消息を絶ってしまう。

懸命の捜索にも関わらず、コウちゃんの行方は杳として分からない。モモちゃんは単身、もう一度おねずみさんの部屋を捜索する。

モモちゃんはその部屋で、コウちゃんが破壊した椅子をハンカチで修復し、手がちぎれた(実はコウちゃんの仕業)指人形のおばあさんを拾い上げ、その椅子へ乗せた。

すると指人形のおばあさんが話し始める。モモちゃんはおばあさんにコウちゃんの行方を尋ねるが、おばあさんはコウちゃんに対し強い怨恨を持っており、椅子と声を揃えて「あんなこのことは知るものか」と言い放つ。

しかし、号泣するモモちゃんの姿に心を打たれたおばあさんは、「あのこはねずみの国へいった。ここでねずみの王子のかんむりを見つけ、それをかぶったため小さくなってねずみの国へいってしまった」と教えてくれる。

そして「こんどおうさまのかんむりをかぶると本当のねずみになってしまう」とも。

モモちゃんはねずみの国へ行く方法をおばあさんに尋ねるが、おばあさんは「夜中の十二時におゆうぎ室へ来れば、鳩時計の鳩が教えてくれるだろう」と幼稚園児には過酷な情報収集法を告げる。

果たしてモモちゃんが深夜12時に幼稚園のおゆうぎ室へ一人で乗り込むと、鳩時計から鳩が飛び出し、12時を告げる。

モモちゃんが鳩にねずみの国への行き方を尋ねると、「よなかにジャングルジムの周りを100回廻れ」と、これまた幼稚園児には過酷極まるタスクを与えて扉を閉ざしてしまう。

モモちゃんはジャングルジムの周りを100度周回したところで気を失い、ねずみの国へ行ってしまう。

ねずみの国では国王が崩御したばかり。折しもお城の大広間では、コウちゃんが新しい王として「おうさまのかんむり」の戴冠式を受けようとしていた。

モモちゃんは「おうさまのかんむり」をおじいさんねずみの手から叩き落すが、おじいさんねずみの怒りを買ってしまい、こうちゃんともどもねずみにかじられそうになってしまう。

そこに飛び込んできたのは、モモちゃんの愛猫、黒猫のプーだった。ねずみたちは大パニックを起こし、気が付くと、モモちゃんとコウちゃんは「おねずみさんの部屋」でしっかりと抱き合っていたのだった。

じきにお昼ごはんの時間であった。


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コメント

コメント(3)
No title
このあらすじを読んでも、かなり堪能できました。私は初めて知りました。異次元に誘う魔力を持った全く稀有な児童文学ですね。松谷みよ子さんの作品であるし、もしかしたら没後記念シリーズの一環として近々復刊されそうな予感もします。
それにしても、中古品は目の玉が飛び出るような値段ですね。

inigo2012

2017/06/03 20:26 URL 編集返信
No title
> inigo2012さん
数十年ぶりに読みましたが大人の鑑賞に耐える素晴らしい作品だと思いました。

復刊が強く望まれるところであります。

カッタウェイ

2017/06/04 00:08 URL 編集返信
No title
鍵コメント様

コメントありがとうございます。松谷さんの絵本の中でも、とりわけ印象に残った作品ですので、是非復刊して多くの子供たち(元子供たちも含め)の手に渡ることを私も願っております。

カッタウェイ

2019/04/16 20:57 URL 編集返信
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