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「考えるな、感じろぉぉぉ!!」な二度目の「半・分解展」

半・分解展から2週間以上が経過しましたが、私はまだあの衝撃から回復できておりません。

なにが衝撃だったか、かいつまんでお話しますと、展示されていた現代の紳士服と第一次世界大戦までの紳士服の違いについてでして・・

見ても「ふ~ん」、聞いても「へ~え」という程度しか理解できなかったのに、マイサイズのサンプル服を着比べたら、「なんだこれ、気持ち悪い!」というくらい問答無用で体感できた、ということなのです。

言葉にすると、これも「ふ~ん」でしかありませんが・・。

私からすると、展示会にのこのこ出かけていった弟子が、師匠のブルース・リーにいきなりひっぱたかれ、

「Don’t Think, Feeeeeel!(考えるな、感じろぉぉぉ!!)」

と言われたようなショック。

もちろん、主催者の長谷川さんは、サンプル服の試着をレクチャー時に参加者全員に薦めてくれただけで、「考えるな」とも「それは月を指さすようなものだ」とも全く仰っていないのですが・・・。

「真実」は目の前(展示会の服とサンプル服)に転がっているのだから、それを理解するのに、まず必要なのは言葉やうんちくではない。

「月」たる真実(サンプル服)に袖を通すことだったのだなと。

そしてこれは多分・・半・分解展の会場の中に限ったことではなく、服を買ったり仕立てたり、そもそも、特定の服(あるいは素材や仕様)が欲しくなったりする時にも当てはまる部分があるような気がするのです。

服なのですから、何はさておき着てみるのが一番。

当たり前のことなのですが、私はレクチャーを受けるまで、サンプル服を着ようと思っていなかったのですから、当たり前のことをすっかり忘れて「頭でっかち」になっていたことを痛感しました。

「半・分解展」は、入場者の洋服への知識・立ち位置・感じ方によって、得られるものはそれぞれ違うような気がしています。

私の場合、服作りの知識はほぼゼロです。

頭でっかちですから、「ハ刺し」「クセ取り」「手星」「蹴回し」等々の言葉は多少知っているものの、実際に刺したことも、皺伸ばし以外の目的でアイロンを手にしたことも、ハンドステッチを入れたことも、補正の指示を出したこともありません。

とはいうものの、もう20年以上、ほとんど毎日のように(平日は)スーツを着ているのですから、「作る」「売る」「着る」という洋服一連の流れの一端を担ってはいるはずです。

ですから、服を作れなくても、理屈が分からなくても、「感じることができないはずはない(はず)」と思いますし、20年間、毎日のようにスーツを着ている人間が体感できないような差異なら、消費者側から見れば何も変わっていないのと同じことではないか、という気もするのです。

それは私だけでなく、毎日毎日スーツを着ている(着なければならない)会社員等の方々も全く同じであるはずで、そういう消費者層が半・分解展に沢山来てくれれば、日本のスーツ文化に前代未聞の大変化が起こるのではないか・・と期待せずにはいられないのです。

【私にとっての結論】

二度目の半・分解展は「燃えよドラゴン」だった。

早くも次作が楽しみで仕方ない。
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