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靴マニアだった自分へ(一部更新)

6年前の投稿(前編・後編)を1つにまとめるとともに、2018年現在の画像を(一部だけですが)掲載してみました。

以下、2012年の投稿の再掲です。

※画像だけは最新のものを載せました。

20世紀の終わりごろ(小林旭風に)突如として巻き起こった靴ブーム。
 
あの靴ブームは終焉したのでしょうか。成熟した市場を形成して安定期に入ったのでしょうか。
 
よしや未だ終わっていないとしても、かつてほどの熱気がまだあるのでしょうか。
 
私はこの13年ほどの間に、20足くらいの靴を購入しました。そして最後に、この4月にローファーを購入した瞬間、私は自分にとっての靴ブームが完全に終焉したことを感じました。
 
現在、私が靴に対して抱いている思いは、かつてのそれと大きくは変わりませんが、以下の注意事項が加わりました。

・靴は、手入れしなければなりません。それには手間と時間がかかります。

・靴は、修理しなければなりません。それにはお金がかかります。


 
※ソールは貼りかえることができますが、アッパーに入ったクラックの修理は、まだ一般的とはいえません。
 
 
 
こうした実務上の問題に頭を悩ませつつ、今後も手持ちの靴とは末永く付き合っていこうと思います。
 
その上で、これまでに購入した靴を、購入から5年、10年経った今、本当に良い靴だったと思えるのかどうか、一度だけ振り返ってみようと思い至りました。
 
私の単なる記録に過ぎず、とても他人様にご覧いただくような内容ではないのですが、もともとブログとはそうしたものか、と思い直したため、とりあえず、公開制限はつけないことにしました。
 
 以下、これまでに購入した靴の記録です。各評価、10が最高、1が最低です。
 1)1999年 フローシャイム ロングウイングチップ(コードバン) 黒 8.5EE 19,000円くらい(トリイで投げ売り)
 
保有する最古のウエルト靴です。自分のサイズがよくわかっておらず、やや寸足らずで幅が広すぎました。
ライニングの質があまりよくなく、ヒールの積み上げが人工素材のため、交換したトップリフトが外れてしまったことがありました。作りは雑すぎるくらい雑ですが、独特の雰囲気があるとは思います。茶色だったら重宝したのでしょうが、黒だったためゴルフを買うまでの雨靴として活躍しました。
 
着用頻度 2(ゴルフを買うまでは7)
履き心地 4
耐久性 7(アッパーは頑健ですが、型崩れやライニングの擦れがあります。)
もう一度買いたい度 2
2)2000年5月頃? オールデン Vチップ コードバン 茶 8D 85,000円 アローズ
 
アローズ店員さんのフィッティングが適切だったせいで、あらゆる靴の中で一番履きやすい(疲れない)靴となりました。コードバンの質も素晴らしく、パイピングが少しほつれてきたこと以外は、全くヤレが感じられない、文句なしの一足です。
 
着用頻度 7
履き心地 10
耐久性 10
もう一度買いたい度 10
3)2000年8月 エドワード・グリーン オールドチェルシー 黒 202 8.5E 98,000円くらい(ツリー付き) マ・メゾン
 
ファインブラックカーフを使った当時のトップドロワー仕様です。前年の12月、雪の中を名古屋の星が丘まで注文に行きました。届いてすぐ、アッパーに大きな傷をつけてしまい落ち込んだのを思い出します。見た目の美しさでは、既成靴最高のバランスだと、今でも思います。
 

着用頻度 6
履き心地 7
耐久性 7(意外にも屈曲部のクラックはゼロ。履き口のミシン目に裂け目が少し出ています。)
もう一度買いたい度 10
 

4)2001年 1月頃? マスターロイド ドーヴァー 32 9E 69,000円 ロイド・フットウェア
 
32は細くて合わない人が多いと聞いていたのですが、ハーフ上げたら絶妙のフィット感。Vチップと並び、最高の履き心地の一足でした。ただ、アッパーの質が悪く、今ではかなりのクラックが入ってしまいました。履き心地は素晴らしいので、クラック補修をお願いしてみるか、いっそペーパーを当ててヌバック仕上げし、ついでに茶色に染めてもらおうか、などと考えています。
 
着用頻度 7(現在はほぼ退役)
履き心地 10
耐久性 2(アッパーにクラックが生じやすいので)
もう一度買いたい度 9(個体差があると思いますので、よく選んで買いたいです。)
 

5)2001年2月 エドワード・グリーン 旧カドガン 202 9E 20,000円ちょっと オークション
 
サイズが微妙に大きく、ソックシートを足しても違和感が消えませんでした。結局友人にあげてしまい、どうやら友人の友人が履いているようです。
 
※サイズミスしたため、評価できる立場にありません。アッパーは素晴らしい質感でした。
 

6)2001年 4月 ジョンロブパリ ダービー アルディラ 8695 8.5E 60,000円  オークション
 
新品60,000円という価格に釣竿を売り払って資金を作ったのを覚えています。片足が少し日焼けしていたことと、なぜかトップリフトが左右逆に付いていました。履き心地は固く、10年以上経った今でもまだ固いです。
 
着用頻度 3(春夏限定の色なので)
履き心地 4
耐久性 8
もう一度買いたい度 7 (デザイン面では、ダービー・フルブローグの最高傑作だと思います。)

7)2001 9月 ジョージ・クレバリー ビスポーク バルモラル・セミブローグ ブラッケン
 
限定書庫で色々語ってますので、ここでは省略します。
 

8)2002年 1月 ポールセン・スコーン(クロケット製)シングルモンク 木型不明 9E 2~3万円 オークション
 
通常よりハーフ上のサイズだったのですが、これがなぜか素晴らしい履き心地。リソールしてウエルトはバキバキにされてしまいましたが、今でも愛用しています。アッパーはきめが粗く、磨いても光りません。その点はドーヴァーそっくりなのですが、こちらにはクラックは入りません。
 
着用頻度 7
履き心地 9
耐久性 8(ライニングは傷みやすく、ソールは減りやすかったのですが、アッパーは不思議と丈夫です。)
もう一度買いたい度 3

9)2003年 4月 トリッカーズ STOW 8.5E 174.09ポンド(レート200円くらい?)  Pediwear
 
通常の英国靴と同じサイズにしたのですが、カントリー用で分厚い靴下を想定しているせいか、かなり大き目に作られており、ソックシートを入れてもらったものの、まだ大きく、右足だけ自分でソックシートを追加しています。
トップリフト交換を試みて、左手をケガしてしまった思い出がよみがえります。
 
着用頻度 4
履き心地 2(手持ちの靴で一番疲れます。土の上を歩く靴だから?)
耐久性 10(まだ履き込んでいないので予想です。)
もう一度買いたい度 7(雰囲気があるので、一度は欲しくなるかもしれません。)
10)2003年9月 ジョージ・クレバリー ビスポーク 黒 バルモラル・イミテーションセミブローグ 
 
こちらも、ここでは省略します。
 

 11)2003年頃? オールデン 1339チャッカブーツ 8.5D 6万円くらい(ツリー付き) カーメル
 
この靴だけ買った時期が分かりません。アダムさんからのメールを消してしまったので・・。
やや寸足らずで幅が緩い気がしますが、どういうわけかアメリカの靴はあまりこの辺が気になりません。
 
着用頻度 5
履き心地 5(サイズが9Cならもっとフィットしたのかもしれません)
耐久性 8(上のVチップに比べるとアッパーが薄いです。)
もう一度買いたい度 7 (これもきっともう一度欲しくなる靴です。)  
 
12)2004年2月 ヤンコ ギリーシューズ 8E 20,000円ちょっと(特売) 高島屋
 
ヤンコもギリーも、少し興味があるといったところで、どうしても欲しかったわけではないのですが、価格につられて買いました。タンがあるので雰囲気が出ないとタンを切り取ってもらいましたが、あまりの履き心地の悪さに、再度取り付けをお願いしようと思っています。
 
着用頻度2
履き心地 5
耐久性 8(まだ履き込んでいないので予想の域を出ません。)
もう一度買いたい度 2(履き心地の素晴らしいタン無しギリーは存在するのでしょうか。)

13)2004年2月頃 SHIPTON(グレンソン製) Aintree(ジョッパー) 8E 175ポンド(VAT込送料・関税別) 
 
黒いジョッパーが欲しくなり、当時まだ入手可能だったシュニーダーに惹かれつつも高価なため手が出ず、代わりに購入したのがこちら。アッパーが固く、ベルトが短く、金具にローラーが付いていないためか、装着には非常に手間取ります。
 
着用頻度 1
履き心地 3(足首がギシギシします。)
耐久性 不明(まだトップリフトすら交換していませんので)
もう一度買いたい度 2(この靴だけ、革の匂いがどうしても好きになれません。)

14)2006年12月 J.M.ウエストン ゴルフ(ライトブラウン)8C 90,000円くらい
ある程度欲しい靴が揃ってきたため、先延ばしにしてきた雨用の靴を購入しようとしたものです。ゴルフのゴロンとしたつま先はあまり好みではなかったのですが、あまりにも評判が良いので試してみようと思い購入しました。
 
実際に履いてみると、それまでの先入観は吹っ飛び、雨の日だけでなく、休日用、ジャケット・トラウザーズ用、出張用とものすごく多用することになりました。踵がやや緩く「ラストが足に合っている」とは思えないのですが、不思議とあまり気になりません。他人様に「将来的に揃えるべき靴」を3足、あるいは2足だけ勧めるとしたら、必ずこの靴を入れると思います。
 
使用頻度 10
履き心地 8
耐久性 10
もう一度買いたい度10 
15)2007年2月 チャーチ バルモラル(ライトブラウン・ブックバインダー)73ラスト 9E 2万円くらい?
ヴィンテージに手を出し始めました。非常に薄くて上質そうなカーフを使っています。クラックが入りやすいことが判明し、あまり履いていません。
 

使用頻度 2
履き心地 履き込むに至っていません。
耐久性 ヴィンテージなので公平な評価ができません。
もう一度買いたい度 実用品ではなく、オブジェとして考えると思います。
16)2007年7月 ジェントリーコンプレックス コレスポンデントシューズ サイズ8 6万円くらい
 
コレスポンデントシューズのフルブローグがどうしても欲しくなり、グリーンやクロケットやアルティオリなど色々調査していたところに福岡へ行く機会ができ、かねてから評判を耳にしていたジェントリー・コンプレックスでのオーダーを試みたものです。
 
ハンドソーン・ウェルトならではの返りの良さが感じられ、履き心地も全体的には良好なのですが、ライニングが固くて分厚いため、アッパーや製法による良さがスポイルされているように感じます。オプションでもっと上質なライニングを選ぶことができるなら、次回は必ずそれを選ぶと思います。ついでに、メダリオンについては、もう少し大きくて目立つものを頼んだほうがバランスが良かったと思います。
 
使用頻度 4(夏限定にしています。)
履き心地 7
耐久性 今のところビクともしていません。
もう一度買いたい度 この価格でこうした靴を作ってくれたこと自体に感謝していますので、是非また頼みたいです。
17)2008年1月 クロケット&ジョーンズ グレンコー 224 8.5E 4万円くらい?
 
茶色のスエード・チャッカブーツは秋になると必ず欲しくなる一足でした。スエードは本当は夏向け素材と聞いたことがありますが、私は落ち葉とチュブラーベルズのイメージです。
 
2アイレットで足入れがしやすいことから、意外なほど重宝しております。
  
使用頻度 7
履き心地 7
耐久性 今のところ問題なし
もう一度買いたい度 6 
18)2008年7月 チャーチ・イブセン(マスタークラス) 茶 35ラスト 85F 3万円台半ば
 
つま先に男らしい補修跡のあるリジェクト品ですが、新品でマイサイズのマスタークラスを入手することができたのは幸運でした。ジャストサイズなのでガンガン履いています。
 

使用頻度 8
履き心地 7
耐久性 今のところ問題なし・・・何となく、クラックに気を付けたほうが良さそうな予感が。
もう一度買いたい度 6
19)2008年12月 チャーチ・シャノン サンダルウッド 224ラスト 9E 3万円くらい?(USED)
 
名靴の誉れ高い224シャノン、何がそんなにすごいのか試してみたいと思っていたため飛びつきました。チャーチがプラダに買収された直後、知人が個人輸入したものを結果的に譲ってもらった形になりました。
返りのよさには、確かに目をみはるものがありました。ビカビカに光るブックバインダーに気後れして着用機会はそれほど多くはありません。
 
使用頻度 6
履き心地 7
耐久性 全体の耐久性は非常に高そうですが、小さなクラックが一か所あります。気にしちゃいけないのかもしれません。
もう一度買いたい度 5
20)2009年3月 チャーチ・コーチハイドブローグ(ヴィンテージ) 73ラスト9F 3万円くらい?
 
デザインとアッパーの雰囲気が完璧にマッチしていて、とても気に入っているのですが、ハーフサイズ大きいのでアジャストしてもやや違和感が残ります。アッパーは肉厚で非常に美しいものですが、皺の入り方を見ると、クラックが入りやすいように感じました。これもまた、どちらかといえばオブジェになりつつあります。本当にいい靴なのですが。
 
使用頻度2
履き心地 サイズが合っていないので語る資格がありません。
耐久性 ヴィンテージなので、いたわりが必要かもしれません。
もう一度買いたい度 85Fがあれば、是非。
21)2009年5月 チャーチ・アルフレッド(125周年記念モデル)黒 125ラスト 85F 7万円くらい?
 
内羽根のキャップトゥという本来ドレッシーなデザインながら、張り出したコバにダブルウェルトという重厚な仕上げ。黒の内羽根キャップトゥはグリーンのチェルシーを持っていたのですが、日常使いにはこのアルフレッドのほうが重宝します。ただし、ドレッシーとかエレガントとかいう雰囲気とは無縁です。
 
使用頻度 7
履き心地 8
耐久性 とても良さそうです。
もう一度買いたい度 同じ125周年記念なら、ブローグのほうを買うと思います。
22)2012年4月 J.M.ウエストン 180ローファー ライトブラウン 7.5C 7万5千円くらい?(定価です。忘れてしまいました。)
 
デザイン・革質・作りともに素晴らしい靴なのですが、本当に履き慣らしが大変です。まるまる5か月経ちますが、まだまだまだ固いです。中底にはようやく凹凸が感じられてきたので、いつの日か訪れるはずの至福の履き心地を信じて履き込みます。ただ、気を付けて慣らさないと、本当に足を痛める可能性があると感じました。
 

使用頻度 8(ただし途中でサンダルに履き替えたりします。)
履き心地 まだ慣らし中ですので何ともいえません。
耐久性 私の足より頑丈です。
もう一度買いたい度 このデザイン、この雰囲気は代わりがありません。ただ、もう一度履きならすのはちょっと気が重いところです。私と全く同じ足の持ち主がいたら、代わりに馴染ませて欲しいくらいです。

 以上です。こうして思い返してみるとそれなりに色々な靴を履いてきましたが、やはり靴は実用品であり、
 
・いかなる理由があっても(幻・特売・デッド・最後の一足など)サイズに妥協をしないこと。
・たくさん履きそうな靴(歩きやすい・疲れにくい・足入れしやすい)を選ぶこと。

 
が大切だと改めて痛感させられました。もちろん、趣味的な靴も何足かあると楽しいのですけれど。
 
また、自己採点の結果、私の経験上おすすめできる靴は、
 
1位 オールデンのVチップ(モデファイドラスト)
2位 J.M.ウエストンのゴルフ

 
となりました。どちらも英国の靴ではなく、しかも外見より中身重視という靴ですね。やはり人生の伴侶は中身が一番大事ということのようです。 ただ、私が一番愛している靴は、上記2足の中にはありません。

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コメント

コメント(2)
No title
素晴らしいコレクションですね。どれも実用なさっているのが素晴らしいです。
こうして拝見すると今では随分と価格が高騰してしまったなあと改めて実感しますね。

Calzolai di F

2018/07/30 22:03 URL 編集返信
No title
> Calzolai di Fさん
ありがとうございます。
価格高騰・・本当に驚かされます。先日、クレバリーの受注会の基本価格が810千円~となっているのを見て腰を抜かしました。

カッタウェイ

2018/07/30 23:40 URL 編集返信
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