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手のひらに乗る年代多様性、ヴィンテージ万年筆


私が初めて万年筆を購入したのは5年前。パイロットのカスタム74のFという定番中の定番でした。

そして、筆圧フリーで書ける万年筆のすばらしさにすぐ魅了されてしまい、翌月には早くもヴィンテージ万年筆に手を伸ばしてしまいました。

というのも、私は、車や時計(買えませんが)はもとより、洋服や靴からガムやタバコのパッケージ、炭酸飲料の空き缶に至るまで、おしなべて昔のデザインに惹きつけられることが多く、できることなら、1930年代の尾錠付きリーバイスを履いて、1960年代のコスモスポーツ(MATカー仕様)に乗って、ロッテの白いパッケージのスペアミントガム(ライオンのマーク入り)を噛みながら、緑に黄色のコルテッツ(1970年代のナイキ)でヒール・アンド・トゥとやらを決めてみたいと妄想たくましくしているものの、実際に手に入ったのは、せいぜい復刻版のロッテのガムくらいという現実を託っていたところ、どうやら万年筆の世界は、少し様子が違うようだと気が付いたからなのです。

前述の妄想物件では、そもそもの予算不足は言わずもがな、他にも、故障多発、修理不能、部品欠損、素材劣化、賞味期限超過・・等々の理由から、日常生活をこれらと共にすることは、もとより夢物語でしかありません。






しかし、ヴィンテージ万年筆の世界であれば、モノによっては価格も現行の同等品と大差なく、未使用に近いものを入手することが可能であり、維持・メンテナンスするための専門店も存在し、それほどの覚悟をせずとも、様々な年代に作られた魅力的な万年筆を手に入れ、しかも実際に使用することができるというではありませんか。

もちろん、高価すぎて手に入らないモデルや、機構が複雑だったり素材が脆かったりして余命がそれほど長くなさそうなモデルは沢山あるようですが、これとても毎年税金がかかるわけでも、廃車手続きのようなものがあるわけでもなく、いざというときの覚悟さえできていれば、それほど悲壮な覚悟は必要なさそうです。

となれば、家でも職場でも必ず必要になる文房具の一種である万年筆。車のように大きくもなく、毎日持ち運んで行動を共にすることも可能です(インク漏れを恐れなければ)。

日常使いしている身の回り品の年代が多様であることは、なんだか人生をほんの少しだけ豊かにしてくれるような気がします。

それに、19**年代に作られた手のひらのヴィンテージ万年筆は、おりふし私に、何か大事なことを思い出させてくれるような気がするのです。

例えば、2019年の今日においても、それを構成する人・モノの年代は相変わらず多様であること。

それから、当たり前のことではありますが、突然に2019年の現在が生じたわけではなく、1960年代、1970年代、1980年代・・とそれぞれの時代のさまざまなこと・ものの積み重ねの結果として、今日という日があること・・などでしょうか。

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