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アニバーサリーモデルの企画は、きっと難しい/セーラーのプロフィット30周年記念 ブライヤー万年筆

1911年創業のセーラー万年筆が、2011年に発売したアニバーサリーモデル「プロフィット30周年記念 ブライヤー万年筆」です。



創業100周年記念モデルではなく(100周年記念は別モデルを2種類発売)、あくまでこの「プロフィット」というシリーズが発売された30周年記念、という位置づけです。



私はあまりアニバーサリーモデルに惹かれないことが多いのですが、これは例外で、奇をてらったところが全くなく大変魅力的な一本だと感じています。

ところで、なぜ私がアニバーサリーモデルにあまり惹かれないかと申しますと・・。

アニバーサリーモデルを出すような老舗のメーカー(あるいはシリーズ)だと、既存モデルのデザインが完成され尽くしているため・・。

差別化を図ろうとしたり、新しいデザインを考えようとしても、「デザインの完成度という点」では、必ずしもうまくいかないケースが多いように感じているためです。

こちらは万年筆ではなく、革靴。チャーチの125周年記念モデルです。




もう20年くらい前に限定発売されたモデルです。廃業前のカール・フロイデンベルグがアッパーのボックスカーフを供給したと言われています。

素材はチャーチのレギュラーラインよりゴージャスですが、デザインの完成度という点では・・。



長い歴史を生き抜いてきた、レギュラーラインに軍配があがるような気がいたします。

上の茶色い靴はチャーチのバルモラルというモデル(古物ですが)です。

羽根のデザインが125周年モデルとは異なりますので比較対象にはなりませんが、完成され尽くしたデザイン・バランスで、さすがチャーチ、と拍手喝采したくなる出来です。

私としては、この木型(73ラスト)でこのデザインのまま、カール・フロイデンベルグのアッパーとオークバークのソールを奢ってくれたほうが魅力あるアニバーサリーモデルになったと思うのですが、工夫がないと言えばそのとおりなので、そうもいかないのでありましょう。

さて、確か1873年創業のチャーチのこと。125周年などもはや遠い過去の話で、4年後にはもう150周年が迫っております。

150周年記念モデルは是非、冒頭のセーラーのプロフィット30周年モデルのように、完成されたレギュラーモデルのデザインと、アニバーサリーモデルに相応しい高品質な素材を組み合わせて欲しいものであります。
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