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書庫のご紹介(その10):「小学30年生の読書感想文」

このブログの書庫をご案内するとともに、各書庫の過去記事を一つずつご紹介しております。

いつもは複数の書庫をまとめてご紹介しておりますが、本日は一つだけです。

どうでもいいことですが、このGWの引きこもり中は、ペスト猖獗時の男女10人引きこもり物語である「デカメロン」を読んで過ごしておりました。

【書庫 小学30年生の読書感想文


小学生当時は、なぜ「課題図書」なるものがあり、読書感想文の提出が求められるのか、さっぱり分かりませんでした。

大人になってみますと、あれは、子供たちが読書に親しむ機会を与えるだけでなく、読書を通じて子供たちが自らの自己点検・自己評価を行うとともに、その結果を来学期以降の学習や生活改善に役立ててもらいたいとの一方的にして過度の期待を抱いているのではないかと思い至りました。

課題図書については、先生方が子供たちが読んでくる本を全て精読しているとは限らないので、予め対象となる本を選定しておいたほうが効率的であったために設定されたものと思います。

もちろん、課題図書に優れた作品が多く含まれていたのは事実だと思いますし、課題図書になっていればこそ出会えた本というのも沢山あることでしょう。

900日の包囲の中で」とか「SOS地底より」など第二次世界大戦に関連した作品や、魔女狩りを題材とした「かあさんは魔女じゃない」など、かなり重たいテーマの作品があったのを覚えています。

低学年向けでは、耳の病気でプールに行けなくなった子供を主人公とした「ふとんかいすいよく」が印象に残っています。

過去記事
ふたりのイーダ

これまでに読んだあらゆる書物の中で、「好きな本」の筆頭に挙げたい本です。

児童文学でありながら、広島への原爆投下という極めて重い題材をテーマにしています(読み進めるうちに、少しずつ関わりが明らかになってきます)。

被爆時の描写はほとんどなく、残酷なシーンも皆無に近いのですが、最後の「りつ子からの手紙」には、何度読んでも目がしらが熱くなるのを感じます。

1976年だったか、映画化もされているのですが、VHSにもベータマックスにもレーザーディスクにもなっておらず、視聴は極めて困難だそうです。

愛知県で今年上映会が行われる予定でしたが、どうも新型コロナの影響で中止となってしまったようです。

映画版も是非見てみたいのですが、どういうわけか「りつ子」は出てこないらしいです。

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コメント

コメント(2)
読書感想文
確かに、大人になった今となっては意図はわからんでもありませんが、子供のころはそれが全然わからなかったし、過酷ですよね。私も苦しんだ1人です。

chargeup

2020/05/09 07:27 URL 編集返信
カッタウェイ・カラー
Re:読書感想文
chargeupさん、子供時代は読書感想文の存在意義がさっぱり分からなかったのですが、「感想」というのは名目であり、大人が期待しているのは読書をきっかけとした反省と成長の芽生えのようなものだろう、と今では勝手に決めつけています。

最初から、「作成要領」のようなものがあれば、随分と書きやすかったのに、と思います。

本当は、「感想文」ではなく、好きな本を読んでもらって、気に入った本を皆に紹介する「読書紹介文」のような仕組みのほうが、本好きな子が増えて良いのではないか、という気がしております。せっかく、こんなに沢山の本が存在するのですから。

カッタウェイ

2020/05/09 15:34 URL 編集返信
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