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37歳

私の年齢ではありません。今日、WBC(野球ではなくボクシングの)世界バンタム級タイトルマッチで、長谷川選手との再戦に敗れた、タイの英雄ウィラポン・ナコンルアンプロモーション選手の年齢です。(私は、ウィラポン選手よりは若いです、とだけ書いておこう)

37歳で再び世界ランク1位にまで登りつめ、指名挑戦権を得た(ボクシングの場合、ランキング1位でも上にチャンピオンがいるので、一番強いという意味合いはないですが)ウィラポン。

辰吉との試合(リマッチだったかな)で、一方的に打たれる辰吉を案じてか、試合中にも関わらずチラリとレフェリーを横目で見て、「まだ止めないのか?」とサインを送った、あの心憎いばかりの強さを誇ったウィラポン。

37歳といえば、普通に平和な生活を送っていても、体のあちこちにガタが来てもおかしくない年齢です。それなのに、あのサイボーグのような肉体と、リベンジにかける執念。見習う予定はありませんが、本当に凄いの一言につきます。

そして、今日のリターンマッチ、9Rに長谷川の衝撃的な右カウンターで、前のめりにダウン。

・・長谷川は、あの右カウンターは狙って打ったのだろうか?スローで見ると、ウィラポンがモーションを起こす前に、長谷川は右フックを起動させているので、素人目には狙って打ったようには見えないけれど、前の試合と合わせて20ラウンドの戦いの中で、本人にしか分からないタイミングを感じ取っていたのかもしれません。

立ち上がろうとして、崩れかけ、レフェリーに止められてマウスピースを外されるウィラポン。どんなときでも表情を変えないウィラポンは、あれだけ痛烈なKO(レフェリーが10数える前に止めたからTKOだけど)負けを喰らっても、取り乱すことはありませんでした。

それでも、わずかに淋しそうな、諦めのような、何ともいえない表情を浮かべ、リングを降りていきました。見事な負けっぷり。スーパーチャンピオンだったウィラポンに相応しいラストマッチでした(誰も引退するとは言っていないけど)。

それにしても、37歳。ウィラポンが挑んだのは、長谷川そのものというだけでなく、ひしひしと感じている加齢からくる自分の肉体の衰えだったのかもしれません。

だとしたら、その姿勢は是非私も見習わなければいけないな、と、歓喜する若きチャンピオン(といってもボクサーとしてはそれほど若くない)長谷川を見ながら、物思いにふけってしまいました。

「年を取ることは恥ずかしいことではない」と語ったジョージ・ファアマン(45歳で世界王者に返り咲いた)の言葉のように、加齢を否定することも屈することもなく、上手に年齢を重ねていきたいものです。

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コメント

コメント(8)
No title
加齢による衰えをひしひしと感じるこの頃です。今鹿取投手コーチがテレビに映っていますが、二重あごが痛々しいです。現役の頃はストイックな体型だったのに。

chargeup2003

2006/03/25 22:13 URL 編集返信
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鹿取投手といえば、学生時代に私が得意としていた「ファミリースタジアム」で西武の抑えの切り札でした。実物の現役時代は、あまり記憶が・・(ドラゴンズファンなので、抑えの切り札が出てくる前にテレビを消していたのだろうか)

カッタウェイ

2006/03/25 22:31 URL 編集返信
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前のめりに逝ったウィラポンと言葉があったフォアマンに乾杯しようぜ!

ペーパーキャプテン・りヴぁ

2006/03/25 22:44 URL 編集返信
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かんぱ~い、リヴァさんとchargeupさんは黒ラベル、私はDr.スチュアートのクランベリー&ラズベリー(ハーブティー)で・・

カッタウェイ

2006/03/25 23:11 URL 編集返信
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英雄の末路を見届けるのもファンの役割だと思います。しかしあのカウンターは凄かった。優秀なボクサーは相手の筋肉の動き、目の表情で次のパンチを予測します。あれはラッキーパンチではなかったでしょう。長谷川選手の今後に期待します。

yoc

2006/03/27 01:05 URL 編集返信
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ずーっと、世間を湧かせた野球のWBCをボクシングだと思っていました。やっぱりボクシングにもあったんだ、とヘンな安堵をしてしまいました(笑)加齢を否定することも屈することもなく、上手に年齢を重ねていきたい、という一文がしみじみと同意できるのは年をとった証拠でしょうか。年を取るのもいいものだ、と思いたいです。今のところは思っていますが、いつまでも思いたいです。

cho*chi*un

2006/03/27 12:29 URL 編集返信
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norigueiraさん、マルシアノのように「もう戦う相手はいない」と無敗で引退するのも憧れますが、ウィラポンのように鮮烈な散り際を見せてくれる選手も心に残ります。辰吉もこれで踏ん切りがつくのでしょうか。

カッタウェイ

2006/03/27 20:12 URL 編集返信
No title
ちょっちぷんさん、WBCといえば、ボクシングの専売特許略語、だと思っていたので「紛らわしい」とのクレームが続出するかと思いきや・・まるっきり話題にもならず、少し淋しい気がしました。

カッタウェイ

2006/03/27 20:14 URL 編集返信
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