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カジャグーグーとリマール「はてしない物語」

ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」を読みました。

ちゅうねんになってから読むとこう,今ひとつ感情移入できないのですが,主人公が自分と同じように「はてしない物語」の赤い本を読みながら物語が進んでいく,というのはなかなか面白いです。

ブックオフで500円で売られていた赤い布張りのハードカバーを買ったのですが,これは文庫本で読むとこの部分のシンパシーが失われてしまうのでは,と余計な心配をせずにはいられません。できれば,主人公のように古本屋で買う(盗む?)といっそう臨場感が高まるのではないでしょうか。

と,テレビからホンダのCMが聞こえてきます。そう,あの「ネバーエンディングストーリーのテーマ」が・・。

ボーカリストは,リマール。本名はたしか,クリストファー・ハミル。リマールはハミルをひっくりかえしたとかいう話を聞いたことがあります。

1980年代の初め,デュラン・デュランやカルチャー・クラブと並んで爆発的な人気を集めた,カジャグーグーのボーカル。アルバム「ホワイト・フェザーズ」は大半の同級生がLPかダビングテープを持っていたし,代表曲「君はTOO SHY」は知らない人がいないくらいだったっけ。

リマールの甘ったるい歌声と端整で,やはり甘ったるいルックス。女性ファンも多かったのです。

このカジャグーグー,一作目の大ヒットにも関わらず,グループはリマールを解雇。原因は音楽性の相違だったとか。

リマールは「ドント・サポーズ」で,新生カジャグーグーは「アイランズ」でそれぞれ再出発し,少なくとも日本ではどちらもそれなりに売れたはずですが,それは前作の勢いとでもいうべき面が強く,カジャグーグー改めKAJAとして発売した3作目は,レコード店で1,2回見かけただけで,全く日の目を見ることはなかったようです。

「ドント・サポーズ」と「アイランズ」を聞き比べると,「アイランズ」のほうが出来がいい,というか「ホワイト・フェザーズ」を遥かに凌ぐ出来だとさえ思うのですが,能天気なまでに明るくポップだった前作に比べると,いささかグルーミーな印象は否めず,一作目のカジャグーグーを求めていたファンにとっては期待はずれの出来だったのでしょう。

それでも,当時土曜日に放送していた「ダイアトーン・ポップス・ベスト10」では「アイランズ」から「ライオンズ・マウス」や「バック・オン・ミー」が上位にランクインされ,この勝負はカジャグーグーが判定勝ちかと思われたのですが・・。

数年後,リマールがまさかの大ヒットを飛ばしました。それがこの「はてしない物語」を原作とする映画「ネバーエンディング・ストーリー」のテーマでした。

しかしながらその後,リマールもカジャグーグーも完全に人々から忘れ去られたかと思われたのですが・・。

一昨年だったか去年だったか,リマールとカジャグーグー,20ウン年ぶりの再結成!なるニュースが飛び込んできました。

調べてみると,どこかの番組で一日限りの共演だったようなのですが,カジャグーグーとリマールが決別したときに,どちらかがどちらかに「またいつか一緒にやろうぜ」ともちかけ,「勿論さ!」と約束した・・というような話があった(と聞いた)ことを思い出し,約束が実現されたことがとても喜ばしく思われました。

20年かけて実現された男の約束,なんだかO.ヘンリーの「二十年後」を思い出させますが,あのような悲劇的な結末ではなく,ハッピーエンドに終わって本当によかったです。

私と同じ世代の元カジャグーグー・ファンも,同じように感じられたのではないでしょうか。

その後,彼らが再結成記念アルバムを出したという話は聞いていないのですが,ちょっと再ブーム到来には道のりは厳しそうです。

ホンダのCMで,リマールの当時の美青年ぶりを映し出せば,再販・再結成も・・やっぱり無理でしょうか。

そらさんやお若い訪問者の方には「なんのこっちゃ!」な記事ですが,ヤフオクかなにかで「君はTOO SHY」で検索して,右下のオレンジ色の服を着たリマールを見て,今の若い女性がどのような感想をお持ちになるか,少し興味があります。

私達の少年時代には,デュラン・デュランのジョン・テイラーと人気を二分するアイドル・ロッカーだったのですが,さて・・。

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コメント

コメント(12)
No title
若い私にはさっぱりわかりませんが、はてしない物語の映画は最後の3分の1くらい見たことがあります。私の家でなぜか叔父がビデオで見ていたので、ちゅうねんになると見たくなるのかも知れません。本を読んでいるうちに本の中に入ってしまう話のようでした。

chargeup2003

2006/12/17 20:23 URL 編集返信
No title
chargeupさん,映画は私は見た事がないのですが,本と同じ展開のようですね。カジャグーグーの全盛期は1982年だったか・・分からないのも道理であります。

カッタウェイ

2006/12/17 20:52 URL 編集返信
No title
いえ、私が洋楽系に無知だっただけです。歌手はベストテンに出る人しか知りませんでした。

chargeup2003

2006/12/17 22:18 URL 編集返信
No title
リマールが脱退したころのベストテン・・マッチの「ためいきロカビリー」「探偵物語」「時をかける少女」「ボヘミアン」「僕,笑っちゃいます」「トワイライト(夕暮れ便り)」「Gジャンブルーズ」あたりかなぁ・・覚えている曲,ありますか??

カッタウェイ

2006/12/17 22:27 URL 編集返信
No title
「ためいきロカビリー」から「僕,笑っちゃいます」までです。「探偵物語」「時をかける少女」ならカラオケで歌えます。

chargeup2003

2006/12/17 22:34 URL 編集返信
No title
カラオケで「あ~んなに~はーげーしい~」と「あなた,わたーしのもとーから~」を歌って下さったら,感涙にむせぶことでしょう。「ギラリあっついぜ~」なら下手だけど一応歌えます。お茶会の二次会で,是非。

カッタウェイ

2006/12/17 23:25 URL 編集返信
No title
えーっと途中から(と・・・強がってみようと思いましたがすみません、ほとんどです)「???」になってしまったので言われるままにヤフオクで検索してみました。第一印象を正直に申してみますと「どっかのガソリンスタンドの制服に似てる・・・・」(これは感想??)

そら

2006/12/18 23:02 URL 編集返信
No title
そらさん,私のわがままなリクエストに応えてくださってありがとうございます。スタンドの制服は貝のマークのところでしょうか?私は非売品のこの制服を欲しがって,関係者に大変な迷惑を掛けたことがあります。せめてのお詫びに,この会社のステッカーを給油口に貼っていました。そのまま共石や日石にも行ったのできっとひんしゅくだったと思います。オイルはアジップかトタルでした(そらさんのところのオイルファンが遊びに来てくれないかな!)。

カッタウェイ

2006/12/18 23:25 URL 編集返信
No title
はてしない物語は絶対ハードカバーの装丁を味わっていただきたいですね。リマール・・・今思い出しました、すっかり忘れておりました。

ふじん

2006/12/19 21:20 URL 編集返信
No title
ふじんさん,ハードカバーの装丁,同感です。ブックオフで500円(千円のシールの上から500円のシールが・・)で売れ残っていたということは,場所をとるから敬遠されるということなのでしょうか。リマール,もう一発打ち上げ花火をあげて元ニューロマンティクスファンを泣かせて欲しいものです。

カッタウェイ

2006/12/19 22:12 URL 編集返信
No title
はてしない物語持っていますよ。娘たちと奪い合うようにして読みました。映画も素敵でした。幼心の君の可憐さ。最近懐かしいモードに浸りっぱなし。

歌姫

2006/12/22 23:59 URL 編集返信
No title
うたひめさんもお持ちでしたか,はてしない物語。映画も是非探して観てみます。私は年中懐かしいモードです・・。

カッタウェイ

2006/12/23 07:23 URL 編集返信
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