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学年誌に掲載された幻の名作「青い炎のファラオ」

1976年の小学四年生8月号~3月号に連載されていた,わたなべまさこさんの漫画「青い炎のファラオ」のあらすじです。当時にしてはインパクトが強い作品だったことと,単行本が出ていないことから,現在でも再読を希望する方が少なからず居られるようです。私はたまたまこの作品が手元にあるため,時間があるときに,そのあらすじを書いていこうかと考えています。まずは8月号と9月号掲載分です。

***********以下,あらすじです***************

ロンドン在住の11歳の少女,イブリンは,ボーイフレンドのロビン,友人のローズと共にロンドン博物館のエジプト展を見学していたところ,ツタンカーメンの王妃アンケスエンアメン像の前で身動きができなくなってしまった。

「私にこの王妃が話しかけた」と訴えるイブリンをなだめ,家に送ろうとするロビン。イブリンに嫉妬するローズ。そのとき,アンケスエンアメン像の首がギギギと動き,笑みを浮かべる。

家にたどり着いたイブリンとロビンを愛犬のテティが出迎える。しかし,テティは突然,イブリンにおびえ,けたたましく吠えはじめる。走り去るテティ。

庭では,イブリンの母,アンが突然枯れてしまったバラの花に首をかしげていた。

その夜ふけ,胸苦しさで目覚めたイブリンの元へ,白い影が,生臭い匂いとともに近づいてきた。その影は,エジプト展で見かけた,死の神アヌビスだった。

アヌビスはイブリンに,「王妃アンケスエンアメン様のお使いでお前を連れに来た」と告げ,イブリンを連れ去ろうとする。そのとき,ドアからイブリンの愛犬,テティが飛び出し,アヌビスに襲い掛かった。アヌビスは恐ろしい力でテティの口を引き裂くと,イブリンを連れ,夜の空へ飛び立った。

暗闇の中をどこまでも飛び続けるアヌビスとイブリン。(以上,8月号掲載分)

やがてイブリンは暗い穴の中へ降り,どこまでも続くはてしない階段を降り続けた。ミイラを作る人々の姿が暗闇に浮かび上がる。イブリンはその中に,ロビンの兄,ジョナサンの姿を見止めた。

アヌビスがある小部屋にイブリンを連れ込むと,そこには一つの棺が置かれていた。中から従者が2人現れ,続き王妃アンケスエンアメンが現れる。

王妃はアヌビスに「早く手術を。もう夜が明ける。」と命じ,アヌビスはイブリンの肩に手をかけるが,間一髪で夜が明け,イブリンはロンドンの自室のベッドで目を覚ます。

両親にアヌビスのことを訴えるイブリン。「夢だから安心しなさい」となだめる両親。しかし,テティはイブリンの訴えどおりの有様で,その夜のうちにベッドの横で絶命していたのだった。

その日の朝刊に「エジプトの王家の谷に燃える青い炎」の記事が掲載されていた。数百年に一度みられる蘇りの炎だと。

アンは「あなたの会社の支社もあるのに気味が悪い」と不安を隠しきれない。「僕は行く心配はない」とコーヒーを片手に答えるイブリンの父,マイケル。

新聞は更に,ロビンの兄,ジョナサンの失踪を告げていた。考古学者ジョナサン=ランカンは王家の谷を視察中行方不明。未だ遺体は発見されないと。

そのとき,マイケルのもとに,会社から一本の電報が届く。電報は,マイケルにエジプト支社への転勤を命じるものだった。青ざめるアンとマイケルの二人。(以上,9月号掲載分)
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コメント

コメント(6)
No title
小学○年生をまだとっておられるとは。小学4年生にしてはかなり複雑なストーリーのようですね。私は年齢がばれるのを恐れて書けません。

chargeup2003

2009/09/06 00:04 URL 編集返信
No title
chargeupさん,ミニブログで更新意欲が薄れてしまってはならないと,新ネタをはじめました。この作品,当時の小学生にはかなりの衝撃を与えたようです。自分が購読していたものではないので書いてみましたが,自分が購読していた学年誌の年号や作品は私も書けませんです。

カッタウェイ

2009/09/06 00:08 URL 編集返信
No title
うわぁ・・・その当時の本がまだ手元にあるなんて。。。!!
なつかしい~~~!
多分学年はちがいますが、近所の子に読ませてもらった気がします(汗)古代エジプトに興味が湧いたのは多分その話くらいから。それから、細川知栄子の「王家の紋章」と竹宮恵子の「ファラオ」の墓だったと。とりわけわたなべまさこさんのは絵がこわかった記憶があります。
その当時って神秘・オカルト・SFブームで、当時毎月とっていた学研の『子どもの科学』とかでも、宇宙人や、魔の三角地帯の話や四次元の世界などよく載っていたきがしますね~

冬生

2009/09/06 11:13 URL 編集返信
No title
「王家の紋章」は通して読んだことはないのですが,コマ割りが豪快な漫画だったと記憶しています。竹宮恵子・・「地球(テラ)へ・・」の作者でしたっけ。映画館で予告を(多分,「ヤマト」か「のび太の恐竜」あたり)見たことがあります。学研の科学や学習にも,色々載ってました。たまたま手元にある'78年の「○年の科学」には,「三重で発見された幻のオオカミさわぎ」が載っておりますです。翌月号の付録は小エビの飼育セット・・欲しい!

カッタウェイ

2009/09/06 11:46 URL 編集返信
No title
「青い炎のファラオ」の連載時は学年誌を卒業してたので読む機会がありませんでした。
「王家の紋章」の方は、掲載誌を妹が一時期続けて買ってた関係で読む機会はありましたが……私は「イブの息子たち」と「エロイカより愛をこめて」の方が面白くて(笑)。
その流れで「パタリロ」「ラシャーヌ」にまで手を出す始末でした。

tas**48sy

2009/09/06 14:18 URL 編集返信
No title
「イブの息子たち」や「エロイカより・・」は,絵は知っているのですが,読んだことがありません。長そうだし,最初から読まないと理解できなさそうです。面白いと聞いて,気になってきましたが,なかなか手に取る機会はなさそうです・・。パタリロは学校でククロビン音頭が流行ってました。「ラシャーヌ」・・は存じません。家族が少女雑誌を講読していると,ひまなとき(頻繁にある)パラパラめくって,結局全部読んでしまったりしますよね。

カッタウェイ

2009/09/06 19:57 URL 編集返信
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