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「世紀の愚問」は愚問には違いないけれど

先日、ある記事を読んでいたら、大学入試に出題された「世紀の愚問」として、ドーリットル空襲に関する問題が紹介されていました。

内容は、確か”アメリカの航空母艦(ホーネット)から発艦して、日本本土を初空襲した爆撃機の型式と、指揮官であった中佐の名前”を問うたものでした。

これを読んだとき、「確かに、高校までの歴史の授業で触れられる内容ではないだろうし、爆撃機の型式を問うというあたり、入試問題には全くふさわしくない、極めて趣味的な出題だなぁ」と、私も感じました。

しかし、「よほどの戦争オタクでも知らない、世紀の愚問」と切り捨てる件になると、少し違和感を感じ始めたのです。

というのも、このドーリットル空襲というのは、確かに学校で習うような戦いではないのですが、太平洋戦争の流れを変えるきっかけになった大事件であることは間違いありませんし、初めて日本本土が空襲を受けたという点や、民間人の犠牲者が出たという点でも、大きなインパクトがあるように思うのです。

爆撃機の型式がB-25であろうが、B-26であろうが、高校における歴史の学習という点ではどうでもいいことでしょうし(陸軍の爆撃機を航空母艦から発艦させたことに戦術的なインパクトはあったとしても)指揮官の名前を知っていることも大して重要ではないと思いますが、このドーリットル空襲が、歴史の問題として出題されること自体は、実はそれほど異常なことではないのではないでしょうか。

何百年も前の武将の名前や戦乱の年号を出題するのが普通で、わずか70年ほど前に起きたこの大事件を問うのが「世紀の愚問」と切り捨てられてしまうことに、なんだか違和感を感じるのは私だけでしょうか。

つまり、平安時代であれ江戸時代であれ昭和であれ、歴史上の事実は、どの時代も平等に大切なのではないか、大昔のことを掘り下げるのも大事なら、最近起きたことを、(主義や主観は抜きにして)ある程度の歴史的事実だけは学習しておいたほうが良いのではないか、という気がするのです。

もっとも、繰り返しになりますが、爆撃機の型式などを問うことは無意味なことで、そんなことで入学の適否を決めてしまうあたりは、こんな私でも「世紀の愚問」だと思うのですけれど。


※大変恐縮ですが、コメント欄は塞がせていただきます。上記は私の独り言に過ぎず、人それぞれ色々な考え方・感じ方があろうかと思っています。

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