FC2ブログ

新旧和洋「GENTLEMAN」

あらゆるファッション関係の書籍の中で(といっても、私が手にしたことがある中で、ですが・・)私が一番好きなのがこのベルンハルト・レッツェルの「GENTLEMAN」です。
 
ギラついたところや鼻につくところが全くなく、どこから読んでも楽しく、読後感も爽やかです。
 
12年くらい前に二千円で購入したこの本も、いつしか絶版となり、日本語訳は高額で取引されるようになってしまいました。
 
毎晩のように読み返しているため、手持ちの本がだいぶ傷んできまして、このままではウルトラホーク1号のように三体に分離する日も遠くない・・・しかし二千円で買った本のスペアを一万円前後も出して買う気にもなれない・・。
 
そんなわけで、現在でも安価に購入できる洋書版を購入してみました。
 

私の英語力は悲惨なものですが、日本語版はほぼ暗記、とまではいかなくても内容はほとんど把握しているので、洋書でも大して違和感はないだろう・・ひょっとしたら多少は英語力が向上するかもしれない、という希望的観測に突き動かされたのです。
 
それに、日本語訳はとても(日本語として)読みやすくて好きなのですが、一か所だけ誤訳ではないかと思う箇所があるので、原文を確認してみたかったのです。
※「ツイードジャケット対決」でジョン・G・ハーディーやウィリアム・ビルを「一流のテーラー」としているところ。この両者はテーラーではなく生地卸商?だと思うので多分誤訳ではないかと・・。
 
さてさて、英語版の中身やいかに・・。
 
まず驚いたのは、表紙ばかりか中身の写真や記事もかなり違っていることです。
 
最初は「日本語版と英語版の違いか?」と思ったのですが、私の持っている日本語版は1999年版の2001年日本語訳なのに対し、英語版は2011年出版のサード・エディション。
 
これは版を重ねるにあたって、内容が更新されたと考えたほうが自然のように思われますが、どうなのでしょうか・・?ちょっとググッてみると、やはりその可能性が高そうです。
 
【主な相違点(さきほどパラパラめくっただけなので勘違いご容赦ください)】
・私の好きな「ツイードジャケット対決」は消滅。従って誤訳の検証はできませんでした。
・アットリーニやキトンなど、イタリア系のスーツの記事がかなり追加されている。
・コーディングスの記事が消滅し、ジェームス・パーディーやウェリントン・ブーツの記事が登場。
・あれほど載っていたチャーチの靴が激減し、クロケットの靴が沢山掲載されている。
 
チャーチの靴が激減してクロケットの靴だらけになったのは、プラダの買収劇が影響しているのでしょうか?
 
タイムレスなファッション指南書も時代とともに多少は移り変わるということなのでしょうか。新訳の発売が待たれるところです。
スポンサーサイト



コメント

コメント(0)
コメント投稿
非公開コメント

カテゴリ

検索フォーム

FC2カウンター

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

月別アーカイブ

ジャンルランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
400位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
服飾
5位
サブジャンルランキングを見る>>