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この連休に出会った3つのもの

ご自分のブログを読み返されるでしょうか?
 
私は過去記事を参照するとき以外、あまり読み返すことはないのですが、たまに読み返すと火がついてしまい、パソコンに酔うまで止まらなくなることがあります。
 
自分が読み返していて面白いのは、特定の趣味に特化した記事ではなく、むしろどうでもいい日記のようなものです。
 
趣味的なことは、いつまで経っても覚えていますので、5年やそこらではそんなに懐かしくはならないのですが、日記的なことですと5年は大きいですし、完全に忘れていることもあります。
 
これからはもう少し、日記的なことも残しておこう、と思います。手始めにこの週末にあったことを。
 
1)買い物をする。
 
注文していたシャツが完成しました。他店で型紙完成させたシャツをベースに作っていただきましたので、一着目ながらサイズ感はとても良好です。袖丈を長めに取ってありますので、カフはもう少しタイトなほうがよさそうですが。
 

 
襟とカフの芯が物凄く固いです。英国のシャツ云々を飛び越えて、中高時代の学ランに付いていたプラスチックのカラーを思い出しました。つまんだらパキッといきそうですが、無論そんなことはありませんでした。
 
 
 
2)本を読む。
 
モームの「月と六ペンス」を一気読みしました。
 
正直なところ、芸術家のお話に感情移入できるだろうか?との思いがあったのですが、びっくりするほど引きこまれ、読み終わった後は知恵熱を出すのではないかと思うくらい余韻(ダメージといっていいほど)が残りました。
 
このせいばかりではないと思うのですが、昨夜は寝つきが悪く、何度も何度も寝入りばなのところで目を覚ましました。
 
普段、平穏な人生を送っている人間が、決して触れないようにしている部分がむきだしにされたような、そんな読後感です。中古釣具店まで往復6キロくらいの道のりをウォーキングしつつ、これまでの人生を総括してしまいそうになりました。
 
私は芸術とはほとんど無縁の人生を送ってきましたが、芸術に限らず、自分の人生に別の選択肢がなかったか、あるいはこれから別の選択をすることはあり得ないのか・・・。
 
あり得ないのですが、そんなことを真剣に考えざるを得なくなる、そんな副作用がこの作品にはあるようです。
 
印象に残っているのは、ブランチが飛び出した後、語り手である「僕」による以下の分析のくだり。
 
「僕が夫への愛だと勘違いしていたものは、彼の愛撫と快適な生活に対する女の返礼にすぎなかったのだ。」
 
そして
 
「ところが、たいていの女性は、これが愛だと考えている。」
 
 
ハワード・ジョーンズの「What is Love?」を脳内で聞きながら、じゃあ本当の愛って何だろう?と20数年ぶりにそんなことを考えつつ、補充したベビーシャッド75を振り振り、家路を目指したのでありました。
 
 
 
3)風船をもらう。
 
昨日(27日)夕方のこと。駅中の本屋へ娘の本(ジュエルペットのなんとか)を買いにいった帰り、駅前の横断歩道に、大量のバルーンアートを運搬中の女性を発見。
 
「凄いねー」と娘にささやき、追い越そうとしたところ、娘の目がバルーンに釘づけになっていたらしく、その女性がニコリとして、「あ、欲しい?」と娘に話しかけてくれました。
 
多分、イベントで配った残りだったのでしょう。好きなだけ娘に選ばせてくださいました。
 

 
結局、このマンモスフラワー(ウルトラQ)のような花とサーベルを頂戴し、お礼を言ってお別れしました。
 
娘はサーベルの方がいたく気に入り、さんざん切りつけてきた後、マンモスフラワーを投げさせてバッティングの練習をしていました。打率はおよそ4割。
 
テレビでは日本シリーズ第2戦を放送中。田中投手が力投をしていましたが、我が妻の野球への無関心ぶりは徹底しています。少し田中投手の凄さを説明しても「イチローみたいなもの?」と気のない一言。
 
投手だろうが野手だろうが、野球選手なのですから、まぁ、凄い人はみんなイチローみたいなもんです。
 
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コメント

コメント(13)
No title
私もつい、自分の記事に酔いしれ、、ノートパソコンのバッテリーが無くなるまで読んでしまう事があります、、笑
風船のサーベルは定番ですよね。息子にコレでいつも斬りつけられていました、、笑

baja9631

2013/10/29 01:17 URL 編集返信
No title
素敵なシャツ!こう言うの似合う人って良いな

ブログ遡ると切りが無いですよね~
紙に書いた日記じゃこんなに続くはずないから
ブログやって良かったと思います。 生きた証です

良い小説お読みになりましたね。
人生にはいつでも立ち止まり振り返る時間が必要だと思います。

私は<橋本龍太郎>を読んでいたのに<フライドグリーントマト>
を買ってしまって今そちらを読んでいます。初めて読んだのは
もう二十数年前。再読に耐えうる素晴らしい本です。

歌姫

2013/10/29 14:44 URL 編集返信
No title
bajaさん、8年も続けていると書いた内容をほとんど忘れていることもあり、新鮮な気持ちで楽しめます。
風船のサーベル。妻は最初に見た時に「ラーメンマン?」と言ってました。上下さかさまにすると確かにそのようにも見えます。

カッタウェイ

2013/10/29 18:42 URL 編集返信
No title
うたひめさんも2005年以来のヤフーブロガーでいらっしゃいますから、遡ると大変なことになりそうです。
フライドグリーントマト、知らないのでググってみると、映画化されていて、あの「恋しくて」のワッツこと、メアリー・スチュアート・マスターソンが出演していることを知り、とても懐かしくなりました。

カッタウェイ

2013/10/29 18:50 URL 編集返信
No title
実はこの前BSでやったんですよ!
録画しておいたのに、彼が自分で録画したと思って倍速で見て
面白くないから消しちゃったんです!!ひどい!
でも原作の方が素晴らしいので買ったと言う訳でした。

恋しくて…泣けましたよね~。大好きな映画でした。
メアリー・スチュアート・マスターソンの恋敵リー・トンプソンは
バック・トゥー・ザ・フューチャーのロレイン役で有名ですね。
エリック・ストルツも当時はカッコいいな~って思いました。

歌姫

2013/10/29 19:26 URL 編集返信
No title
消されてしまいましたか、残念でしたね。
リー・トンプソンは大人気でしたね。ロードショーやスクリーンではよく表紙を飾っていましたっけ。

私は「スペース・キャンプ」のイメージが強いです。「恋しくて」ではワッツがアマンダのことを「男のエサみたいな女さ」と吐き捨てていましたっけ。もう25年以上前のお話ですね・・。

カッタウェイ

2013/10/29 20:04 URL 編集返信
No title
こんばんは、初めてコメントさせていただきます。
いつも楽しく拝見させていただいております。

タッターソール柄を楽しめる季節になりましたね、こちらは生成り色がベースでしょうか?
私も最近タッターソールのオッドベストを購入し、少し照れくささもありますが楽しもうと思っております。
カッタウェイさんはタッターソールのシャツの上に同柄のベストを合わせられますか?

sch**ter3*35

2013/11/25 22:12 URL 編集返信
No title
タッタソールの件、お返事遅くなり失礼しました。
このシャツは生成りベースです。ビエラ素材は初めてだったのですが、思いのほか柔らかい着心地で、肌寒く感じる朝には重宝しています。
オッドベストになると、仰るとおりある種の照れくささ、気恥ずかしさのようなものが出てきますよね。なるべくジャケットを脱がないようにして、チラ見せにとどめるようにしています(暑いときにはそうも言っておられませんが・・。)。
タッタソール柄のシャツとベストの組み合わせですが、私は試したことがありません。ただ、バーガンディのオッドベストの背中がタッタソールなのですが、これは例外的に可としようかな、と思うことはあります。でもベスト姿になったらちょっと背面がうるさ過ぎるので、真冬以外はちょっと躊躇してしまいます・・ということで、未だ試したことはありません。何か組み合わせの工夫などありましたらアドバイスいただければ助かります。

カッタウェイ

2013/11/26 20:06 URL 編集返信
No title
ビエラ素材とはいわゆるネルシャツとはいかないまでも、少し起毛させた記事という認識でいいのでしょうか?
フランネルやツイードといった冬の季節感のある衣類はこの時期本当に楽しめますね。

タッターソール同士の組み合わせですが、以前どこかで英国田舎紳士が合わせているのを見、年季が違うなと感じながらも真似してみたくなった次第です。ただ私のような若造が挑戦してもセオリーをわかってない未熟者とみられるのがオチでしょうか。
背中がタッターソールのオッドベストですか!思いつきもしなかったです…やはりカッタウェイさんは相当な好事家ですね…
そういえば背中がキュプラなどの素材ではなく表地と同じ生地を用いたベストもどこかで聞いたことがありますが、クラシックなディティールなのでしょうか?

sch**ter3*35

2013/11/28 01:24 URL 編集返信
No title
ビエラはコットンとウール混紡のフランネル調の生地と理解しています。女性向けの通販誌などパラパラめくっていますと、それ風の生地でもビエラと称している広告があるので、色々な使われ方をしているものと思います。

カッタウェイ

2013/11/28 19:17 URL 編集返信
No title
本家本元ならではの着こなし、というものがあるのですよね。私はため息をつくばかりで兆戦できないことばかりです。

背中がタッタソールのオッドベストは、ベルンハルト・レッツェルの「GENTLEMAN」に登場する赤メルトンのハント・ベストに影響されてどうしても欲しくなってしまったのです。
背中が共地のベストはブックスターのMTOでも選べましたし、国内のオーダーシートでもオプションで選べる設定になっているのを見たことがあるので、そんなに珍しい仕様ではないと思います(現物は見たことがないのですが・・)。私は勝手に、「共地が本来の姿で、すべりが悪いので裏地と同じ生地(シルクやアルパカ)で注文する人が多かったのかな」と空想していました。空想ですので、クラシックかどうかは私には分かりかねますが、奇抜なディテールでないことは確かだと思います。共地を使って肩甲骨のあたりを丸くくせ取りしたら、さぞ恰好良いベストができるだろうな、と思っていますが、試したことはありません。

カッタウェイ

2013/11/28 19:17 URL 編集返信
No title
ベルンハルト・レッツェルの「GENTLEMAN」私も購入しましたが、そのようなベストが載っていたとは…お持ちのものは日本語版ですか?私のは英語(のしか見つからなかった)のものですので少し内容が違うのかもしれませんね。

背中が共地のベスト魅力的ですね。保温性も高そうですし…
お返事いただきありがとうございました!楽しかったです。
またコメントさせていただきます、失礼します。

sch**ter3*35

2013/11/28 20:04 URL 編集返信
No title
「GENTLEMAN」は日本語版と英語版の両方手元にあります。英語版ではSPORTING LIFEのRIDING-THE OUTFIT(2011の3rd editionでは308ページ)です。版が違うと載っていないのかもしれません。

私のベストは表地がヘビーオンスのドスキン(エンジ)で背中がタッターソールなのですが、背中の画像だけ以前部分的に掲載したことがあります。
http://blogs.yahoo.co.jp/cut_away_collar/63465087.html

「GENTLEMAN」では背中のアジャスターだけ生成りっぽい無地になっているのですが、私のは共地(タッターソール)なので、いつか物凄く気が向いたら、アイボリーのビスコース生地で作り変えてもらおうか、と思うこともあります(多分、思うだけで依頼はしません。)。

こちらこそ、コメントいただきありがとうございました。またお話できる機会を楽しみにしています。

カッタウェイ

2013/11/28 21:35 URL 編集返信
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