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思い出せない想い人【アシックスタイガー・ホノルル】/asics TIGER「Honolulu」

「モノはなくても思い出は永遠に残るのです」と、こんまりさんは仰るけれど。
 
一目惚れした相手の顔さえ翌日には思い出せなくなってしまう私の頭脳では、思い出の永久保存はちょっと苦しいです。
 
写真を持っていれば、写真そのものを記憶して思い浮かべることができるのですが、3次元の人・モノの姿を記憶するのは私にとってはかなりの難行なのです。
 
さて、アシックスタイガーは80年代初期に幾多の傑作シューズを生み出しましたが、90年代のスニーカーバブルで取り上げられなかったせいか、その雄姿が雑誌等で後世に引き継がれることは少なかったようです。
 
そして、ネット全盛の現代に至っても、アシックスタイガーの多くのモデルは、検索してもその姿形すらなかなか目にすることができないのが実情です。
 
例えば、このホノルルというモデル。数年前、kim​pac​hi9​20さんさんがご自身のブログに画像を掲載してくださるまで、ネットでどれだけ検索しても、一度も画像を見つけることはできませんでした。
 
私にとってのファースト・アシックスだったホノルル。
 
1983年に投げ売り品を3千円弱で購入し、普段履き兼釣り用靴として愛用したホノルル。
 
雷魚の返り血でシミだらけになったホノルル。オキシドールで洗ったら瞬く間にシミが抜け、新品同様になったホノルル。あれだけ酷使しても、ソールの先端がほんの少し剥がれてきただけで、破れもほころびもしなかったホノルル。
 
最後は中学時代の友人にあげてしまいましたが、そのときも、まだまだピンシャンだった(中敷きは汚れていたけれど)ホノルル・・・。
 
あれから約30年。思い出は残っていますが、kinmpachi920さんの画像以外、ホノルルの姿形をはっきりと思い浮かべることができません。
 
特に、私が履いていたグレー×エンジのホノルルは、未だ画像を見かけたことがないため、なおのことイメージし辛いのです。どうしても、もう一度ホノルルを手にしてその姿を目に焼き付け(てもすぐ忘れるのですが)ねばなりません。
 
そうしたわけで、このブログでも、何度も何度も「ホノルル、探してます。ずっと待ちます。」といった記事を書いてきました。
 
マグサーボを手に入れたときの記事では
まるで夢のような自動販売タイムマシン・・・ですが、今のネットオークションって、ほとんどこれに近い世界だなぁ、と改めてその恩恵に涙するのでありました。

さて、ダイヤルは1982年のまま。再びスニーカーに戻ります。

「次はホノルルだよ~。ホノルルホノルル・・・。」

・・・・いつもこの商品になると自販機が故障するようです。できれば当時の価格で出てきますように。
と書いていましたし、
 
 
ゲットラークを手に入れたときの記事では
あとはホノルルです。ホノルルを紹介できれば、このブログ(このコーナー)もそれなりに役割を終えたと思えるようになるかもしれません。
とまで書いておりました。
 
それでも、どうしたわけか、ホノルルの生き残りに出会うことは決してありませんでした。
 
 
 
 
 
 
・・・三日前までは。
 
 
 
 
 
 
 
全国のアシックスタイガーファンの皆様、これがホノルルです。
 
 
 
 

 
ニューヨークやボストンによく似た重戦車系です。ヌバック調のつや消しサイドラインが、独特の落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
 
トゥの補強部分の上をサイドラインがぶっちぎるのも特徴的ですね。
 
ボストンやニューヨークと異なるのは、プーマのドンソールのような、このイボイボ底(後日追記。正式名称はカルデトラソール。土がつまらない独自の設計とのこと。)です。
 

 
プーマのフェダーバインソールには勝てませんが、かなりのイボイボぶりです。
 

 
バックにはもちろん、TIGERの文字が。
 

 
重戦車系につきもののクッシュホールです。土踏まず部分には少しエグリが入っていますね。セミベベルドウェイスト・・などという言葉が頭に浮かぶ人は、別の靴世界にも足を踏み入れている(かなり深く)方です。
 

 
真上から。このパーンと張っているアッパーが、アシックス・タイガーらしくて好きです。
 

 
重戦車トリオです。左からタイガー、キングタイガー、スターリン・・・ではなく、ニューヨーク、ホノルル、ボストンです。
 

 
重戦車シリーズにはクッシュホールがよく似合います。
 

 
クッシュホール、こうして見ると色々種類があります。
 

 
これで一応、コアなモデル(あくまで私にとって)は勢揃いしました。
 
 
最後に、一度やってみたかったこと。
 
 
”1983年の靴置場”です。
 
 
 

 
実際は酷使されてズタボロな靴が多かったのですが、当時の靴置場に並ぶ靴は、概ねこんな感じだったように思います。
 
お付き合いいただきありがとうございました。

(後日追記)
参考情報:正式なカラー名称は、シルバーグレー×ワインとシルバーグレー×ネイビーグレー。型番はTJG325。定価は発売時(1981年)7,800円。

カタログの紹介文は「安全で快適な走りに徹せるファッションシューズ。」だった。


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コメント

コメント(19)
No title
はじめまして。
悲願達成を心から祝福させていただきます。
私にとっても夢の画像です!
ホノルル...ウェッジソールが白でなく灰色なのも異彩を放っていました。
サイドの凝ったデザインも初めて知りました。
ホノルルは名前の響きといい独特の渋さを主張していましたね。
私も画像を永久保存させていただきます。
カッタウェイさん、次の獲物に向けて頑張ってくださいませ。
リンバーアップエイシャンのオリジナルモデルとか、まだまだありますね!

80's

2014/02/04 09:14 URL 編集返信
No title
カッタウェイ様。

ホノルル・・・感動しました。

実は昔友達のお父さんが履いていて、靴底のパターンが印象的だったのを覚えております。しかし、この記事を見るまで全くモデル名が分からず、私も胸のつかえが取れた思いです。ボストンでもなくマークルでもなく、一体何者なのかと長年思っておりました。
ボストンにも似た重厚な感じがたまりません。

Sonny

2014/02/04 22:07 URL 編集返信
No title
あのなんとも言えない渋さを演出していた一つにヌバック調のつや消しサイドラインがあったのですね。少年だった当時の印象は、画像よりもっとグレー基調が強かったと思います。サイドのラインもエンジでなくワインレツドだったと思っていました。他のモデルよりもソリッドなシルエットだとも感じていました。

80's

2014/02/05 08:52 URL 編集返信
No title
カッタウェイ様、アシックスタイガーは同じモデルでもサイズによってソールの厚みとのバランスで全体のイメージが変わってきますね。

しかし、
80年代アシックスタイガーの画像がほとんど無いのは さみしい様な・・・でもメジャーにはなって欲しくないような・・・複雑な心境です。

Sonny

2014/02/05 21:31 URL 編集返信
No title
カッタウェイ様、当時は本当にアシックスタイガーが人気ありました。陸上部の部員は勿論、全国組織の帰宅部の私でも大好きでした。街でネバダなんかを履いてるとたまに珍しそうにジッと見られることがあります(笑)

アシックスタイガーは『誰にも知られたくない美味しい焼き鳥屋』的なひっそりとした楽しみ方が似合うのかもしれませんね。

Sonny

2014/02/06 20:34 URL 編集返信
No title
お二人のコメントのやりとりを嬉しく拝見しています。
80年代半ばまでのアシックス、美津濃も含め、の完成度や洗練度、独創性は、群を抜いていたと思っております。
とにかく、カッタウェイ様の所有されるアシックスのビンテージものの状態の良さには驚きます。それだけ作りが良いのでしょうね。
ファッションブランドとしてオニツカタイガーが生まれ変わり、古き良き時代のアシックスタイガーの魅力は受け継がれていると思いますが、肝心のスポーツシューズ部門においても、その魅力を大切に取り入れていってほしいと願っています。
いかにもビニール素材っぽい材質が多用され、デザイン性も?と思われるような現在のアシックスのシューズは、個人的に残念に思っております。

80's

2014/02/07 11:46 URL 編集返信
No title
80's様、はじめまして。確かに最近のジョギングシューズ・・・いや、スニーカーのデザインは、???な物が多いですね。今は80年代のアシックスタイガーの様なシンプルでシブいデザインのものはないですね。ゴテゴテしたデザインが多い今の時代に、アシックスタイガーを再販すれば人気が出ると思うのですが・・・多少高値でも もちろん日本製で(笑)

(実は私、大昔に初代スカイセンサーの水色を履いていまして、いつだったかアシックスから復刻モデルとしてスカイセンサーが販売された時に嬉しくて購入しましたが、あまりの創りの甘さにガッカリした覚えがあります。確か日本製ではなかったと記憶しております。)

今後再販は無理としても
せめてアシックスのホームページで過去のモデルを紹介してほしいものです。アシックスタイガーをこのまま埋れさせるのはもったいなさすぎますね。

Sonny

2014/02/08 17:25 URL 編集返信
No title
【カッタウェイ様。Sonny様から大変光栄なお声がけをいただいたので、ここをお借りてお返事させていただきます。】

Sonny様、はじめまして。コメント大変共感します。現在のアシックスのシューズは、ジュニア向けや廉価版が普及し、スーパーの靴売り場などでも他とゴッチャのようにして販売され、かつてのプレミアム・ブランド的な輝きが失せたようで残念です。
アシックスタイガーの名作をもっと忠実に復刻し限定で再販すれば、プレミアムが付いて売れると思います。現在のオニツカブランドは個人的にちょっと違うのではないかと(笑)。
ところで私も初代スカイセンサーを履いていました。軽さが一番の売りでしたが、デザインもそれまでになかった独創性があり、今でも秀逸だと思います。
私も、アシックスにホームページで過去のモデルを紹介してほしいものだと切望しています。いや、カッタウェイ様がいずれアシックスタイガーのめぼしいモデルをことごとくゲットして、特設サイトを作ってくださることの方が現実的かもしれませんね。

どうぞ、今後もまたカッタウェイ様のブログで楽しいおしゃべりをさせていただければ…。

80's

2014/02/08 20:18 URL 編集返信
No title
カッタウェイ様、ホノルルを手に入れて脱力中とのこと。なんとなくわかるような気が致します。
私もカッタウェイ様のおかげで約30年ぶりにホノルルと奇跡の再会を果たさせていただき感無量なのですが、一方で何か脱力というか、まだ満たされないものを感じています。
結局懐かしい品物に求めているのは、その当時に品物を通じて自分が感じた憧れ、つまるところその当時の自分自身に戻るということなのでしょうか。これは私の捉え方ですので、お気に召さなかったら、どうか受け流してくださいませ。
ますます淡くなる記憶の中のホノルルは、私の中で未だ燦然と輝いています。

80's

2014/02/08 23:35 URL 編集返信
No title
80's様、お返事誠にありがとうございます。
そしてカッタウェイ様。カッタウェイ様のブログを私物化しているようで申し訳ございません・・・

普段はアシックスタイガーの話で盛り上がることなどなく、カッタウェイ様や80's様との交流で少々興奮しております。
今後ともよろしくお願いいたします。

過去のアシックスタイガーの特設サイト・・・私の記憶が正しければ、過去にアシックスのホームページでアシックスミュージアム?だったか(記憶が曖昧で申し訳ございません)過去のバスケットシューズなど載っていました。そのうちアシックスタイガーも載るだろうと期待しておりましたが、残念ながら載ることはなく終了していました。カッタウェイ様のおっしゃる通り、アシックスタイガーファンが力を合わせる事が一番の近道かもしれませんね。

Sonny

2014/02/09 01:16 URL 編集返信
No title
カッタウェイ様、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。アシックスのホームページ、確かにそうですよね。アシックスタイガーが好きな者にとっては少しズレていましたよね・・・アシックスタイガーのジョギングシューズは必ず追加されるものだと思っていましたから非常に残念でした。

80's様、私もスカイセンサーは非常に軽くて良いシューズだったのを覚えています。軽さだけではなく、インナーソールがフカフカして履き心地も非常に良かったと記憶ております。(復刻版では取り外しができるタイプではなく ここが一番の違いでした。復刻版は外観もソール部分が薄くて非常に貧弱でした。)
靴底も通常はゴム?ですが、スカセンサーはその部分さえもスポンジのような素材で出来ていて、アシックスが本気で軽量化を追求しているんだなあ、と当時は思っていました。(ただ、すり減るのが早いのでは?と気にしながら履いていました)社会人になってから父の友人にターサーGTとともに譲ってしまいました。今から思えば両モデルとも取っておけば良かったと後悔しています。

Sonny

2014/02/09 10:54 URL 編集返信
No title
さすが懐の深いカッタウェイ様。ありがたく楽しい交流の話としてコメント欄を分かち合わせていただきたく存じます。

Sonny様、着脱式のインナーソールは、少年だった私には一目惚れでした(笑)。復刻版を私も見たことがありますが、非常に安っぽい作りでもはや全く別のシロモノに見えました。それまでのアシックスのモノづくりへのこだわりのようなものは全く感じられず大変残念に思いました。そうそう、オリジナルの靴底はスポンジでしたね。摩耗が早いとの注意書きがされていました。私は軽さは特別重要ではないので、ソールをもっと重厚にしてもらったら、更に気に入っていたことと思います。グレーや水色のメッシュ地に濃紺の補強素材はパンダのようで、当時としては非常にインパクトが有りました。ターサーGT、私は多分未見です。ぜひ見てみたいです。
それから、カッタウェイ様のホノルル。発売当時の価格は確か8,000円台でしたね。プレミアム感に満ちていました。

80's

2014/02/09 11:52 URL 編集返信
No title
80's様、脱着式のインナーソールはクッション性も良く、痛めば交換ができるのでいいですね。ネバダと外観は殆ど同じミネソタというモデルも脱着式のインナーソールで脱着式ではないネバダとは全くは着心地が違います。

私も80's様と同様にスカイセンサーのソールはもっと重厚にしてアシックスタイガーの象徴である空気穴を開けて欲しかったです(笑)

ターサーGTですが手放してからインターネットでいくら検索をしても画像が出てきませんでしたが、確かカッタウェイ様のブログ内だったと思いますがアシックスのカタログの画像があり、そこで手放してから20数年ぶりに感動の再会をいたしました。
本当にカッタウェイ様のブログは貴重であり、当時の記憶を蘇らせていただいております。

それにしてもカッタウェイ様のホノルルはソールの色といい補強部分の質感といい本当にかっこいいですね。

Sonny

2014/02/09 13:34 URL 編集返信
No title
カッタウェイ様、80's様、
ターサーGTの画像ですがカッタウェイ様のブログではなく、他の方のブログ内でした。大変失礼いたしましたm(_ _)m

Sonny

2014/02/09 15:16 URL 編集返信
No title
ターサーGTの画像に巡り会えるのを楽しみにしております。

ところでカッタウェイ様の今記事中の9足勢揃いの画像を拝見すると、ゲットラークは一つの最高到達点のモデルといえそうです。前後のクッシュホール、アシックスタイガーの代名詞的アイデアですね。ずっとこれを受け継いでもらいたかったですが(エアだの、なんだの大した効果に差はないでしょ?って、言ったらイケないか)。

80's

2014/02/09 16:18 URL 編集返信
No title
ターサーGTの件、
そうです!カッタウェイ様のブログから行き着いたと思います。
ターサーGTのソールはそれまでのアシックスタイガーの様なスポンジ?みたいなソールとは違いウレタン性の様なソールだったので、現在ではいい状態のものは残ってないかもしれませんね。

ネバダとミネソタは一見するとメッシュかそうでないかだけの違いしかないように思えて、実は地味にインナーソールが違うんですよね。私も現物を見て初めて知りました。こういった地味な違いが他のモデルでもあるかもしれませんね。

Sonny

2014/02/09 20:37 URL 編集返信
No title
ターサーGTの件、やはりbajaさん宅でしたか。ググりましたが、ターサーGTもほとんど画像が見つからないのですね。
ミネソタとネバダの違い。私はネバダしか履いたことがないので、ミネソタと履き比べてみたかったです。

カッタウェイ

2014/02/09 23:45 URL 編集返信
No title
まさかホノルルを画像で見れるとは...これも小学生の時履いている友達がいて欲しかった靴の一つです。でも全然見つからなくて画像すらほとんど見当たらなかった。これ復刻してほしいですねー特にこの吸盤のようなソール。カラーバリエーションがあれば結構売れそうな気がしませんか?

aut*_ha**

2016/05/23 12:07 URL 編集返信
No title
> aut*_ha**さん
ホノルルは数年前まで全く画像がヒットせず、是非ともこのブログでグレー×エンジを紹介したいと願っておりました。

この地味目のカラー。今ならウォーキングシューズがわりに結構需要がありそうな気がするのですが・・。

カッタウェイ

2016/05/23 18:38 URL 編集返信
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