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Etsyで世界中の手作り雑貨を個人輸入、ほか

「諸星、きみは・・日記をつけとるのか?」
 
「つ、つけとるわい、おかしいか!?」
 
「うん、おかしい・・・ひゃ~っひゃっひゃ、日記・・・。」
 
日記をつけていることを知られ、面堂終太郎に大笑いされる諸星あたる。
 
「男が日記をつけるというのは、かくも笑いを誘うものだったのか」と衝撃を受けたシーンでありました。
 
だからというわけではありませんが、私は日記をまともにつけたことはありません。ただ、ブログが日記の一種だとすれば、実に9年にわたって日記を(といっても、ここ数年は週に一度くらいですが)つけてきたということになります。
 
お蔭さまで、明日、このブログを立ち上げて丁度9年になります。訪問してくださる皆様、本当にありがとうございます。
 
特に記事にできるような目新しいことは起きておりませんので、最近あった地味でこまごまとしたことを記念に書き残しておこうと思います。
 
 
【Etsyでグローバル・自動販売タイムマシン】
世界中の手作り雑貨や小物をペイパル決済で簡単に購入できるEtsyというマーケットサイトがあるのをご存じでしょうか。
 
私は恥ずかしながら先月まで知らなかったのですが、ちょっと覗いてみたら、探していたマニアックな小物が格安でザクザクと・・。個人出店が基本のせいか、とてもリーズナブルです。
 
以前、ネットオークションのことを「ドラえもんに出てくる自動販売タイムマシンのようだ」と書いたことがあるのですが、Etsyは世界中から古物を購入できますので、時間ばかりか空間も超越してしまったようです。
 
 

 
そんなEtsyで、私が最初に購入したのは、トラウザーズやベストに付けるフックや尾錠です。
 
少なくとも80年くらい前の製品のようです。このブルーの尾錠は1930年頃のフランス製の古着(ハイバックのトラウザーズやベストの尾錠で)によく付けられているのを見かけますし、右下のSOLIDEの尾錠は、リーバイスのファーストジャケットでも目にするブランドです。
 
ところで、トラウザーズでもベストでも、尾錠って実際にはあまり機能しないものが少なくないですよね。
 
調整できる幅がすごく短かったり、引っ張るとスルスルと伸びてしまったり・・。
 
私はこれが許せないのです。例え飾りのつもりであったとしても、付ける以上はきちんと機能してもらわなければなりません。
 
そんなわけで、ここ数年、サイドアジャスターにはSTARバックルを、バックストラップには二本針の尾錠を付けるようにしているのですが、どうも現行品の二本針尾錠は、ヴィンテージのそれと比べると見劣りがするのです。
 
 

 
 
左が2010年代製、右が1930年代製(いずれも推定)です。少々、気合いの入り方が違うように見えます。
 
この時代の尾錠を手に入れるため、1930年頃の古着を購入して、尾錠だけ取り外して本体は捨ててしまおうか、ということも考えたのですが、ものすごく割高になってしまいますし、本体にも気の毒なので躊躇していたところです。
 
ところが、時間と空間を超越したEtsyのおかげで、極めて安価にこれらをサクサクと入手することができたではありませんか。ドラえもんが誕生する22世紀を待つまでもなく、自分は既に未来に生きているのだ・・と実感しつつ、20世紀初期の洋服の再現に胸を膨らませるのでありました。
 
【短すぎたネクタイ】
先日、虎の門で購入したアトキンソンのネクタイ。
 
うち一本は驚きの良心的価格だったのですが、通常価格のものに比べると、細くて短い作りになっています。
 
「137センチくらいです」と店員さんが教えてくださったのですが、「ああ、落合さんが言っていた、国産ネクタイの標準的な長さ(138センチ)と一緒くらいか」ということで、プレーンノットで結べば問題ないだろうと思って購入したのですが・・・。
 
実際に結んでみると、ものすごく短いのです。小剣を限界まで短くしたプレーンノットで結んでも、ちょっと短いくらい。「子供用か?」と思うくらい短いのですが、計測してみたところ、ちゃんと137センチくらいあります。
 
あれれ?と、手持ちの国産ブランドのネクタイの長さを図ってみると、どれも概ね144センチ。138センチなどではありません。
 
失敗しました。何とかして、この短いネクタイをサマになるように結ばねばなりません。
 
そこで登場するのが、先日図書館で借りた本で知ったばかりのオリエンタル・ノットです。
 
これは何から何まで、通常の結び方(プレーンノット)の反対の結び方をする、天邪鬼なノットです。
 
最初に、表裏をひっくりかえして首のまわりにネクタイを乗せ、小剣を大剣の上に交差させるのです。
 
なんだか、裏向きのままネクタイを結んでしまいそうですが、完成するとちゃんと表向きになります。ただ、プレーンノットに比べ、ノットの形がシャンとしにくいようです。
 
【西部戦線異状なし】
図書館で借りて読みました。第一次世界大戦のことを書いた書物はあまり読んだことがない(「魔の山」のラストでほんの少しだけ出てきますが)ので、一度読んでみたいと思っていたのですが・・。
 
しばらく、トレンチコーチは着られそうにありません。Aラインだ、Dリングだと言っていた自分が情けなく思われてきました。
 
軍服由来の洋服は勿論ですが、古い歴史を持つ洋服は、人類の負の歴史(戦争や差別など)の一部とも無縁ではあり得ません。ときどき、そのことを思い知らされます。
 
 
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コメント

コメント(4)
No title
カッタウェイさんもブログバースディですか。おめでとうございます。長いおつき合いになりましたが、今後ともよろしくお願いします。

chargeup2003

2014/05/25 08:20 URL 編集返信
No title
chargeupさん、ありがとうございます。お蔭さまで9歳になりました。立ち上げてすぐにchargeupさん達と出会い交流できたことが本当に大きかったと思います。これからもどうかよろしくお願いします。

カッタウェイ

2014/05/25 10:43 URL 編集返信
No title
ブログ開設九年おめでとうございます!おっしゃる通りです、Gジャンも短い丈の軍服から派生したそうですね、背広などのジャケットもフランス革命の第三身分が着ていたとか確かに人類史の負の部分の一役を服装史が担っていますそのところに想いを馳せる事は大事なことですね。

吉継

2014/05/26 15:43 URL 編集返信
No title
吉継様、ありがとうございます。服飾も文化や歴史の一部なんだなぁ、と気づかされることが多々あります。ジーンズにもいわゆる大戦モデルがありますし・・。
日本中のジーンズのヒップポケットからステッチが消えてしまうと、「今は戦時統制中か!?」と突っこみたくなるので、早く復活して欲しいと願わずにはいられません。

カッタウェイ

2014/05/26 22:29 URL 編集返信
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