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ここにしかない「普通」、旧チャーチのチェットウィンド/Church's Chetwynd

1980年代半ば頃のものと思われる、旧チャーチのフルブローグ、チェットウィンドです。
 
サイズは(私にとって)魔性の85F。箱付のデッドストック、ラストはもちろん73。文句なしの出物です。
 
約4万円で入手することができました。

最近、服飾以外での出費がかさんでいるのでかなり厳しいのですが、大塚製靴チャーチの取り扱いをやめた頃の投げ売り価格並みの価格ですので、破格値だと思います。
 
それではゆっくり検証を・・・。
 

 
実に普通のフルブローグです。奇をてらったところが少しもないと感じます。

至って普通のデザインなのですが、この「普通に恰好良い」フルブローグが、実はなかなか見つからないような気がするのです。
 
と、言うより、チャーチのレギュラーライン以外では、あまり見かけないような気さえします。
 
フルブローグのデザインは、つま先のウィング部分の長さやRの大きさ、パーフォレーションやメダリオンのバランス、ウィング部分とのど廻り部分の距離など、多様な要素が絡み合うせいで、全体のバランスを取るのが難しいのではないかと推察します。
 
あくまで私個人の意見ですが、このバランスがいいのが、チャーチチェットウィンドとエドワード・グリーンのマルヴァーンだと思うのです。
 
ただ、マルヴァーンは、少し洗練され過ぎているというか、上品すぎるというか、「普通の」フルブローグというよりは「洗練された」フルブローグという印象を受けます。
 
そうすると、「普通」に恰好良いフルブローグは、私にとっては、このチャーチチェットウィンド(及び兄弟姉妹品)だけ、ということになるのです。
 

 
ソールです。ロンドン、パリ、ニューヨークの3都市時代です。
 
最近、表参道に路面店ができたせいか、ソックシートには新チャーチの象徴であるミラノのほかに、ついにTOKYOが入ったのだとか。
 
だからといって旧チャーチが旧旧チャーチになって旧旧チャーチが旧旧旧チャーチに一つずつ繰り下げられるわけではなく、新チャーチが新新チャーチになった、と考えたほうが整理がしやすいような気がします。
 
※この旧旧チャーチとかいう表現、私はあまり好きではないのです。もう少しお洒落な名称を求め訴えたいです。
 
サイズがハーフ違う(90F)のですが、1960年頃と思われる類似モデル(コーチハイド・ブローグ)が手元にありますので、少し比べてみることにしました。
 

 
少なくとも生産時期に20年以上の開きはあるはずですが、年代の開きほど品質の差は大きくないと感じました。
 
つまり、ここ15年ほどに比べれば、ということです。
 

 
ちょいアップです。右のコーチハイド・ブローグのほうがウィング部分の頂点が高い位置にあって恰好いいです。
 

 
どアップです。革質やピンキングやパーフォレーションの処理など、コーチハイドブローグにはやや劣るにしても、このチェットウィンドもなかなかのものだと思います。
 

 
真横から。同じラストだから当然ですが、よく似ています

ただ、ウェルトの厚さは、下のコーチハイド・ブローグが断然厚いです。
 
長くなりましたので、続きはまた次回に・・。
 
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