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カカト交換時のささやかな喜び

「買ってから一度も修理したことがない靴は、まだどこか借り物であるような気がする」
 
というようなことを、いつかこのブログで書いたような記憶があります。
 
そういう私の靴箱には、11年経っても借り物のままの靴(ジョッパー。脱ぎ履きが大変なので)があるのですが・・。
 
さて、画像の靴は7年前の夏に福岡のジェントリー・コンプレックスでパターン・オーダーしたフルブローグ。
 

 
春夏限定で履いていたため、なかなかヒールが減らず、7年目にしてようやく「つま先補修+トップリフト交換」を迎えました。
 
私の場合、大抵は最初にトップリフトだけ交換して、二回目以降につま先を補修してもらうのですが、この靴については、手製のハンドピンの効果が今イチだったのか、ウエルトが削れる一歩手前まで減っておりました。危ない危ない・・・。
 
ようやく、「借り物」の靴、脱出です。この調子ですと、リソールする前に持ち主の寿命が尽きるかもしれません。
 
修理を依頼したのは、今回もユニオンワークスです。ここのお店の修理で「凄いな」といつも感じるのは、何も注文をつけなくても、必ずオリジナルの仕上げに近づけようとしてくることです。
 
グリーンであれば3本ごとに間隔を空けて釘をうつとか、トリッカーズであればコバ全周をペンキのようにベタ塗りしてくるとか(私は木目調が好きなのですが)・・。
 
このジェントリー・コンプレックスの場合、カカトの内側がパンツの裾にひっかからないようにカットしている(かなり強く)のですが、それも完璧に再現してくれていました。
 
何も注文をつけなくても、必ずオリジナルに近づけてくるという姿勢が素晴らしいです。
 
そういえば、別の修理屋さんでオリジナルと異なる仕様のトップリフトにされた婦人靴のリフト交換をお願いしたときでさえも、オリジナルどおりの仕様で仕上がってきました。
 
信念というか矜持というか・・応援したくなるお店というのはいいものですね。
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