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「80年代も既に懐かしい」と言われていた頃の広告たち

私が地味に探しているモノ・ことの中に、「昔気に入っていた広告やCM」というものがあります。
 
「サンデンロータリー・カーエアコン・カークーラー」がもう一度聞きたい、ですとか。
 
「KAANの「黄昏物語」がかかっていたCMがもう一度見たい」ですとか。
 
そうした広告類の中で、一番探しているのが、1989年前後に見かけたLeeとエドウィンのジーンズの広告です。
 
Leeは「いつかは町を出る。それが彼らの合言葉だった」という、アメリカの田舎町で育ったLeeを履いた少年たちが、一度は町を出てみるものの、そのうち町に戻ってくる・・という広告。
 
エドウィンは、シャワーブリーチが発売になって、「この色は遠い夏の日の色だと思った・・云々」という広告。
 
そのうち見つかるのは確実なので、本当に地味~に探しているのです。
 
さて、本日、たまたま古本街を通りかかったので、当時のホットドッグ・プレスとポパイを数冊買ってみました。
 
目当ての広告はなかった(1988年の広告だったのかな?)のですが、当時のジーンズetcの広告のカッコいいこと。
 
少し紹介しますと・・。
 

 
ビッグジョンです。
 
この広告はあまり好みではなく、製品も好きではなかったし買ったこともないのですが、質実剛健という言葉がぴったりの非常に品質が高いジーンズでした。
 
当時、やや年配の方は、リーバイスより断然Leeかビッグジョンをお求めになったと記憶しています。なんでも70年代に両者のブームがあったそうです。
 

 
エドウィンです。
 
1950年代のティーンエイジャーを意識した広告。
 
この時代のエドウィンの広告には、アンダーライン付で
 
EDWINは、ジーンズが新しいジェネレーションの自己表現だったことを、忘れない。」と書いてあるのです。
 
今でも、忘れていないことを切に祈ります。
 

 
これもエドウィンです。なんて恰好いいのでしょうか。スニーカーも年代物らしく、気合が感じられます。
 
「ホワイトジーンズがジーンズであることに、親たちは気がつかなかった。」
 
「この時代の若者が、親のおし着せではなく自分で選んだ最初の服、ジーンズ。」
 
そう、ちゃんとしたジーンズには物語と歴史があるのです。
 
当時のアメリカの学生がエドウィンのホワイトジーンズを履いたわけではないにしても、エドウィンはこうしたジーンズの歴史をうまく自社製品のイメージに溶け込ませていたと思います。
 
最近の裏起毛付きストレッチジーンズ等々を見ていると、歴史あるジーンズメーカーが、なんだか自己否定をしているように見えて悲しくなってしまいます。
 

 
これもエドウィンです。
 
「ジーンズを下級生に譲る。それがレターマンの伝統だ。」
 
二年生にならないとオレゴン大等ではジーンズを履いてはいけないというルールがあったそうで、それが二年生が進級前に一年生にジーンズを譲るという習わしを生み出したのだそうです。
 
右側にあるジーンズを売ろうとしているだけでなく、ジーンズという洋服の歴史やストーリーを売り込んで、愛用者の裾野を広げようとしているように感じます。
 
新興のファストファッションのジーンズメーカーにはできなくても、エドウィンにはできるのです。きっと、今でも。
 
このUS-01は米国製のボタンフロントで、復刻された101と同時期に、よく並べて広告していましたけれど、101のボタンホールが水平に切られていたのに対し、US-01はスラントされていたと記憶しています。
 
首ふりだろうと、スラントだろうと、ボタンを留める手間は大して変わりませんでしたけれど。
 
 

 
Leeです。カウボーイを前面に出したシリーズも好きですが、片田舎シリーズ(勝手に命名)はもっと好きです。
 
カウボーイ編には、ファントムランチ以外に、キャトラクトランチ編というのもあったように記憶しています。
 
右側が最初に復刻された101です。右綾の毛羽立った生地、バッファロー革のパッチ、首ふりボタン、補強布のないポケットと、「どこが101なんじゃい」という出来でしたが、当時は本物の101を見たことがないので、復刻されたというだけで嬉しくて、いそいそと買いに行ったのを覚えています。
 
お店にワンウォッシュがなくて、ビミョーなウォッシュ加工をかけられたのを買いましたっけ・・。
 
しばらく履いているとだんだん色がまだらに落ちてきて、遂には「おっ、今日はケミカルかい!?」と言われて大変傷ついたものでした。
 
その後発売された101Zはセルビッジ付の左綾デニムで、いい出来(当時としては)でしたが、値段が1万2,800円くらいと非常に高価(これも、当時としては)でした。
 
そういえば今月、娘の運動会でLeeのシルバータブ(90年代前期に発売された廉価版。通常イエローのタグがシルバーになっている)を履いたお父さんを見かけました。
 
新作新作と思っていましたが、すっかり絶滅危惧種になってしまいましたね・・。
 

 
リーバイス。このアイス・ウォッシュはブリーチとケミカルの中間のような色でした。
 
右の636。なんだか小さなレザータグが右ポケットに付いたよく分からないモデルでしたが、当時は人気があり、しょっちゅう見かけました。バックヨークの縫製がトリプルステッチになっていたはずです。
 
真ん中は635。もっと太い637というモデルとともに、80年代末期のリーバイスを象徴する(と私が勝手に思っている)モデルでした。黒のフェイクレザーのパッチが特徴的で、Leeのようにベルトを通せたのです。
 
そういえば、このモデルのヒップポケットも、LeeのようにU字型になってましたっけ。
 
 
左端は626。これといって特徴のないモデルでしたが、ストレート版の525と同様、なぜか紙パッチでなく、分厚い革パッチが付いていました。革パッチといっても、ヴィンテージの501XXに付いていたような薄いものでなく、ベルトループ兼用で防縮加工済みの分厚くて頑丈なパッチでした。
 
そういえば、この頃の広告でしょっちゅう見かけた「リーバイスがあればいい。」の殺し文句は、今でも使われているのでしょうか。
 
私はLeeとラングラーがないと困りますが、本家本元のリーバイスには、この先もこれくらい強気に、オーセンティックなシリーズの魅力で、ジーンズの未来を再び切り拓いて欲しいものです。
 
 
【番外編】
 

 
この頃の501は、もちろん米国製だったのですが、細い黒字で501と書かれていたタイプから、赤字で501XXと小さく書かれたタイプに切り替わった時期だったと記憶しています。
 
左ページのゴールデンバットは90円でした。都市伝説だと思いますが、「バットは、工場に落ちている葉っぱをかき集めて作るので、たまにものすごく美味しいものが入っている」と聞いたことがあります。何度か買いましたが、一度も遭遇したことはありません。
 
最近、ウサギの新作が発売されて「可愛い」と評判になった2円切手ですが、私はこの凛々しい秋田犬バージョンこそ日本人の心に相応しいと今では思うようになりました。復刻希望。
 
かっぱえびせんは、先ほど生姜紅茶のおともとして食しました。「変わらないのではない、変わる必要がないのだ」とこのエビが語りかけてきそうです。
 
 
【番外編2】

 
これから国内で発売予定の車だそうです。スープラはマイナーチェンジで恰好良くなりましたよね。初期型なら私はセリカXXのほうが恰好良いと思います。
 
ユーノス・ロードスターは今でもよく見かけますし、180SXも愛好家の方が絶えないようです・・。そういえば、最近ロシア方面でこの時代の日本車が大人気なのだとか?
 
【番外編のおまけ】
当時流行った白いレザースニーカーの代表選手、K-SWISSです。
 
私はこの頃からアシックス・ナイキ・プーマ派でしたので、この手のスニーカーは買いません(高かったですし)でしたが、K-SWISSだけは、リーボックやケイパに比べ、少しだけ好感を持っていました。
 

 
そういえば、この頃は、プロケッズのレザースニーカーを本当によく見かけましたっけ。
 
ソールにブランド名が書かれていたり、本体に大きく書かれていたり・・。
 
なんにせよ、アシックス、ナイキ、プーマのナイロンスニーカーには不遇もいいところの暗黒時代でした。
 
私はこのちょっと前に、地下鉄の中で古い(80年代初期くらい)の紺白のコルテッツを見かけて、そのあまりの美しさと、それがもはや失われてしまった(モデルチェンジしてオハギみたいになっていた)ことに気付き、愕然としたものでした。
 
その日から、私は失われた80年代初期のスニーカーを探し始めたのです。25年以上経った今でも同じことをやっていると思うと、自分でも呆れてしまいます。
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コメント

コメント(4)
No title
今、歴史は繰り返す。いや、ファッションは繰り返す。NYでは、プレッピー・スタイルが復活とか??

こんなブログを発見しました。
日本紳士倶楽部だそうです。↓

http://j-gentlemanslounge.com/

がらくた・おやじ

2014/11/09 17:30 URL 編集返信
No title
がらくた・おやじ様、雑誌かネットで「プレッピースタイル復活」とか、それとは別に「80年代スタイルに注目」とか、色々目にいたしました。個人的には、オーセンティックなジーンズが見直されるような流れにつながると嬉しいのですが・・。

リンク先のページ、拝見しました。

カッタウェイ

2014/11/09 17:54 URL 編集返信
No title
お久しぶりですEDWIN製LEEライダース復刻版出ましたジーンズメイトで置いてありました、値段は1万数千円です正確な値段は消費税で計算しづらいのでご容赦を、ライトオンには置いていないですね、あの頃の履き心地かどうかはわかりませんがそれに限りなく近い事を願ってます。

吉継

2014/11/15 19:20 URL 編集返信
No title
leeのサイトを見てきました。125周年記念モデル?もあるようですね。101はやはり味があります。少々値が張るのがナンですが、ああした傑作をリリースし続ける姿勢は素晴らしいと思います。

カッタウェイ

2014/11/15 21:49 URL 編集返信
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