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マグサーボ。憧れの名機と近所の川へ。

2015年06月21日
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バンタムにファントムにアリヨン
近所の釣具屋(兼おもちゃ屋)のガラスケースの中で、光り輝いていた黒にオレンジのリール。大きい方が16,000円で小さい方が15,000円。

それがマグサーボでした。

1982年のダイワ精工カタログでは、4・5ページ目に見開きでマグサーボの写真が掲載され、8ページを使ってマグサーボ・システムの革新性が説明されています。




「リール新時代。技術革新はダイワから始まる。」


「20,000RPMから静止までを連続制御。異次元を感じるファントムマグサーボSS新登場!!」


マグサーボは、磁石の引っ張る力を応用したのではないということ・・・。」


「それの原理は、レンツ、フレミング、ファラデーらが発見したエレクトロニクスの基
本法則に基づいている。」


マグサーボは無接触で、ブレーキ力をコントロールする。」


「マグサーボ。その驚異的なキャスタビリティー。」



そして、マグサーボSSシリーズの商品ページでは、あたかも3gのプラグを対岸まで吹っ飛ばせるかのような印象を抱かせる宣伝文句が。


「3グラムのプラグをフルスイングできる電磁誘導ブレーキ・システム「マグサーボ」」

ここまで刷り込まれては、大人になってから何らかの後遺症が出る人がいても不思議ではありません。


もちろん、私も「マグネットブレーキなんかいらん!」と強がりを言っていながら、マグサーボのことが気になっていた子供の一人。

昨日、突然に「マグサーボ33年目の後遺症」が発症したらしく、以前「自動販売タイムマシーン」で手に入れておいたマグサーボをささっとメンテして、同時期のロッド、ファントムPCBにセットし、近所の川へ試し切りに行って来ました。

釣果は5バイト、1バラシ、1キャッチ(ナマズ)。

もっとも、ルアーを外そうとした瞬間に脱走されてしまいましたが・・・一度は完全に支配下に置いた魚は「釣ったことにする」ことにしたのです!

マグサーボは、ベアリングに換装したGSを使っていた時期があるので、初めてSSを使っても特別な印象はありません。ただ、地味な黒白のGSと違い、黒にオレンジのSSは華やかで、当時の最高機種という雰囲気が漂っています。



ファントムロッドとの組み合わせは完璧だと思います。糸はもちろん、ゴールドのストレーンでなければなりません。

このロッド、デザインはたまらなく好きなのですが、グリップがやたらに小さいのと、中指付近のふくらみが大きすぎるのとで、握りにくいしものすごく疲れるのが難です・・。もちろん、手の大きさ等々、個人差があるので、私の場合限定ですが・・。



それでも・・・。

スーパーストライクや秘法、スピードスティックも忘れ難いのですが、ファントムシリーズのグリップには一種独特の魅力を感じていました。どうしてもリールとロッドをセットで揃えたくなる、一種の世界観のようなものがあります。

シマノのバンタムは、秘法との相性も抜群ですが、スピードスティックにもよく似合いました。ところがファントムだけは、セットで使わないと魅力が半減するような気がします。

特にロッド。このロッドに似合うリールは、ファントム以外に何か存在するのだろうか・・?


【実験】
ファントムPCBにファントム以外のリールをセットしてみます。

まずは永遠のライバル、バンタム。


形状としてはマッチしていると思いますが、凄まじい違和感を感じます。

色のせいでしょうか?それと単なるイメージの問題?

黒バンタムは、全て放出してしまったのでBMで実験。

やはり、黒のBM-1でもいまひとつ。
※リールフットが外れているので、きちんとセットされていません。


続いて、アンバサダー(小)

使い心地はそれほど問題なさそうですが、見栄えは50点くらいでしょうか・・。


次いで、アンバサダー(大)

外見、性格ともに相性が悪そうです。


さらに、よく似た形状の同一(ロッドと)メーカー品。

年の差のせいか、どうも性格の不一致を感じます。


最後に、アリヨンのコマンダー。

激しく似合わないのですが、ちょっと投げてみたくなります。


検証の結果、やはりファントムロッドに似合うリールは、ファントム(SMシリーズかマグサーボSS)が一番、との結論に至りました。

オリムピックのBXあたりなら、それなりにマッチしそうですが、持っていないので実験できません。リョービのキャスプロあたりでも面白そうですね・・。





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カッタウェイ・カラー
Posted by カッタウェイ・カラー
1)80年代アシックスタイガーや70年代オニツカタイガーを中心としたヴィンテージスニーカー,2)昔の「ジーパン」,3)英国調トラッド服,オーダースーツや革靴,4)オールド国産タックルとルアー釣り,5)ヴィンテージ万年筆,6)その他昭和レトロ・懐古趣味の雑記などについて書いております。

Comments 4

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husky59  

No title

僕は当時既にフルーガーを所有していたので、マグサーボの購入には至らなかったのですが、あの凄まじい宣伝文句は気になって仕方がありませんでした。
友人がファントムPPB-601MHFにスーパーミリオネアGS5000を購入したので、投げさせてもらいましたが、お話のように投げにくいグリップでしたよ。やたらと手首に負担が来た記憶があります。
しかしあのグリップのデザインは今見ても秀逸だったと思います。
僕が今でも気になっているのは、ダイワ ルアーフライの中でビルダンスが使っていたグラファイトのロッドです。あれがダイワのベイトロッド史上最も美しいロッドだったと思っていますが、なんと言う機種なのか解らないのが非常に残念です。

2015/06/21 (Sun) 16:14

カッタウェイ  

No title

husky59さん、マグサーボの「これでもか!」という宣伝はすごかったですよね。別にバックラッシュに悩まされていたわけではないのに、つい気になってしまいました。

「電磁誘導ブレーキ」という、コンバトラーV的な名前が何とも魅力的で・・。

ダイワ ルアー・フライのビルダンス、確認しました。リングワーム?で釣ったバスを持っているでかい写真で、通常のファントムとは違う美しいロッドを持っていますね。試作品だったのでしょうか??

2015/06/21 (Sun) 19:49

tei-g  

No title

私はファントムハーレーにバンタムマグプラスを乗せるチャンポンでした。まぁ、自分でセレクトしたわけではなく上州屋で選んでもらったセットでしたけど、小5から10年以上の相棒でした。

2015/06/22 (Mon) 18:12

カッタウェイ  

No title

tei-gさん、そういえば私もファントムのHCBを使っていた時期がありました。確か4600CBをセットして・・。

ちょっとアンバランスな組み合わせですが、子供の頃は高根の花だった4600CB(確か4万円以上だった)が9,800円で上州屋で売られていて、飛びついた記憶があります。HCBは先輩に貸したら、キャストと同時に2ピースの上半分が飛んで行ってしまいました。

2015/06/22 (Mon) 21:01