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一目惚れより二目惚れ。モンブランのイカペン254

初めて目にした時から雷に打たれたように恋焦がれて、そのまま末永く添い遂げる・・。

人生にせよ、蒐集癖にせよ、そうあれば理想的なのですが、なかなかそううまくはいかないのが世の常でありましょう。

恋焦がれたものが高値の・・もとい高根の花であるというパターンは数知れずでしょうし、よし手に入れたとしても、最初の熱愛ぶりがずっと続くかといえば、これがなかなか難しい。

そう考えると、見た瞬間に逆上せてしまい、冷静な判断力を失った状態で即決する「一目惚れ」よりも、最初見たときは何とも思わない(あるいは、何だか変わってるなぁと思うだけ)のに、時を経て再会すると、「あれ、なんだか気になる・・」とスイッチが入ってしまう「二目惚れ」のほうが、長続きするような気がしてなりません。

趣味の世界では、私はときどき二目惚れを経験します。

靴にはまりかけの頃は、エドワード・グリーンのドーヴァー。

端麗で隙のない印象のチェルシーに比べて、スキンステッチを使ったUチップのドーヴァーは、「なんだこれ?」という印象でした。

それが、ブルータスの特集なんかを読んでいるうちに、次第に気になりはじめ、いつの間にか欲しくてたまらなくなってしまい、チェルシーを購入してから2年もしないうちにロイドへ駈け込んでしまったものでした。

チェルシーは、「いかにも」の英国製キャップトゥで、分かりやすい美しさがあったためと感じています。

最近では、現在はまりかけの万年筆の世界。

最初に恰好いいな、と思ったのは、王道のモンブラン146。

その前に、234 1/2なんかを買ったりしていますが・・。

その頃、「変なペンだな・・」と思っていたのが、イカペンとかウイングニブとか呼ばれている、モンブラン25*シリーズ。

あちこちで「名作」だと称賛されているけれど、なんだか奇妙な形のペン先・・。

これが、「変なの」→「気になる」に変異していくのには、さほど時間を要しませんでした。



かくして、ようやっと手に入れた後期型の254。今の私には、純粋に「美しい」としか感じられないのです。


この254は、諸事情により、非常~にキャップが割れやすい(クラックが入る)のですが、覚悟のうえで呼び寄せたので仕方ありません。

こうしてみると、「一目惚れ」より「二目惚れ」のほうが、時の経過を伴っている分、先入観や思い込みが少なくて、長続きするのかもしれません。

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