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(再読)オバケのQ太郎 ほか

【オバケのQ太郎 5巻】
「ドラえもん」が世界中で人気を博しているというのに、「オバケのQ太郎」については、どうも人気が再燃する気配がない・・と、長年不思議に感じていたところ、最近になって本屋さんで復刊されているのを目にするようになり、娘に読ませようと妻が購入。

どうもオバQが幻モードになっていたのには、大人の事情があったとか、なかったとか・・。もちろん、作品の面白さとは何の関係もありませんけれど。

この5巻には、子供の頃読んだ話も掲載されていて、楽しく読むことができました。娘はツボに入ってしまったようで、ページを開くたびに声を上げて笑い転げています。

そういえば私も小学生の頃、近所の本屋さんでオバQを立ち読みしたら、あまりの可笑しさに声を上げて笑ってしまい、店主に「ぼく、もうちょっと遠慮して」とたしなめられたものでした。

小学校低学年だった私は、店主の遠回しな注意をよく理解することができず、迷惑をかけてしまいましたが、思い返せば他人様に迷惑をかけるほど声を出して笑ったのはオバQだけでした。

今読むと、何がそこまで可笑しかったのか、思い出すことさえかないませんが、同じ症状を発症している娘を見ると、子供のツボを的確に捉え続けている秀作なのだということがよく理解できます。


【モスクワ攻防 1941 戦時下の都市と住民(白水社)ロドリク・ブレースウェート著 川上洸 訳】
1941年にドイツ軍がソ連へ侵攻し、首都モスクワの目前まで迫ったことは知っていたのですが、きちんとした書物を読むのは初めてでした。

昨年だったか、「レニングラード 封鎖(マイケル・ジョーンズ)」を読んだときもそう思ったのですが、戦争と聞いて戦闘行為やその結果だけを連想するのではなく、そこに存在する市民や家族といった個人・・にあった(あるいは、あったはずの)物語についてまで思いを巡らせることが大事ではないかな、との思いを強くしました。


【地獄の蜜月旅行 フレドリック・ブラウン著 中村保男 訳】
SFのショート・ショートです。最近、ロボットや人工知能の発達が目覚ましく、昔のSFを「遠い未来の空想」として楽しむことができなくなってきました。

人類を滅ぼすのは人工知能を持ったロボットではないか、今の人工知能でも2歳程度の知力はあるらしいとか・・。

私はブレードランナー好きですが、自分でレプリカントと戦うのはまっぴらです。

そんな今日でも、この作品のようなショート・ショートの多くは、気楽に楽しむことができるのがありがたいところです。

印象に残ったのは、国防省にあるとかいう巨大計算機が、事件の真相を主人公にだけ打ち明ける際の、「計算の結果、大戦を防ぐ幾つかの方法のうち最良の途は、共通の敵とすべき神話的対象を創造することであると判明した。」という説明です。

なるほど、人類が団結するには、宇宙人の襲来が必要なんだな、と思うとともに、ごく身近な組織でも、共通の敵が存在するときには奇妙な団結感が生まれることがあるよなぁ・・と身近な法則としても実感できるため共感できたのですが、勿論、敵がいなくても団結している組織のほうがいいことは言うまでもありません。


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