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サスピシャス・オブリーク

チゼルトゥ。

ノミで削ったような、あるいはノミそのものの形状のような、と例えられる鋭利なシェイプのスクエアトゥ。

この夏に購入したヴィンテージ・モンブランの万年筆のペン先(OB)を見ていたら、ノミどころかカッターナイフのような薄くて鋭いエッジの立ったペン先にゾクッとするような迫力を感じたものです。

しかし、これで漢字やひらがなをストレスなく書くのはかなり難しい。ちょっと変な方向にペンをひねると、エッジががりがりと紙をこするし、早書きすると、左はらいがスキップしまくる。

できるだけオリジナルに近い形で後世に残してあげたいとは思うけれど、これでは我が家に来た意味がほとんどない・・。

意を決して、ペンドクターに調整をお願いしました。

そして仕上がったのが、こちらの状態(左側)です。



※右側は昨年調整していただいた、こちらもオブリーク(KOB)。

いずれも「せっかくのオブリークなので」と、傾斜そのものは残しつつ、かなりエッジを丸めて、漢字を書いても早書きしても追随してくれるように仕上げてくださったようです。

ところで、ビスポーク・シューメイカーのジョージ・クレバリーでは、「クレバリートゥ」と称するスクエアトゥに対し、スクエアとラウンド(オーバル?)トゥの中間くらいのトゥ(suspiciously square toe)を「サスピシャス・クレバリートゥ」と呼んでいるそうです。

なんだか、この丸みをおびた控えめな傾斜の調整後オブリークを眺めていると、「サスピシャス・オブリークニブ」とでも呼びたくなってきます。

モンブランが2016年の作家シリーズでミヨコ・マツタニのSOB(サスピシャス・オブリーク・ブロード)ニブ付モデルを発売してくれたら、私は天袋のスニーカーを質に入れてでも、きっと買い求めるのですが。
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