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8月9日11時2分、長崎原爆の日

広島の原爆投下時刻8時15分と、原爆投下機エノラ・ゲイ号を知っている人は、私の周りにも沢山いましたが、長崎の原爆投下時刻と原爆投下機ボックス・カー号を知っている人はあまり多くないように思います。

広島同様、長崎の原爆投下も、決して忘れてはならない悲劇であることは言うまでもありません。それと同時に、長崎の原爆投下を思うとき、「どうして広島に原爆という想像を絶する大領破壊兵器が使用され、その存在が(情報の伝達が不十分であったにしても)明らかになっても、長崎にまで原爆が投下されなければならなかったのか?」と思わずにはいられません。

回避する手立てはなかったのか。

これには、日本が黙殺していたポツダム宣言の即日(に近い)受理は可能だったか、という可能性と、アメリカ側が、長崎に原爆を投下するまでに、日本に若干の時間的猶予を与えるべきではなかったのか、という可能性が考えられると思います。

ここでは後者について考えてみたいのですが、長崎の原爆投下は、8日に対日参戦したソ連への牽制と、広島型とは異なる構造の、プルトニウム型原子爆弾「ファット・マン」(広島型より強力と考えられた)を実戦で使用し、その威力と殺傷力を研究したかったという2点に尽きるのではないでしょうか。

原爆は戦争を終わらせる為に必要だったと、今でも過半数の米国民が考えているというアンケートを見ました。日本はサイパン・硫黄島・タラワ・沖縄等、至る所で狂信的ともいえる猛烈な抵抗を示したことが記録されており、日本本土に侵攻した場合、米軍も甚大な被害を蒙るし、日本という国家は壊滅的な打撃を受けたであろう。だから原爆を使用し、戦争を終わらせてやったのだと・・。

それでは、広島原爆投下から、わずか3日後、ソ連の侵攻の翌日に投下したこの長崎原爆は何なのでしょう。どんな国家でも、原爆を投下されてから、たった3日以内に被害を把握し、無条件降伏を決定し表明するのは難しいと思います。それでもすべきだった、すでにポツダム宣言を発表し、機会を与えているではないかと言われそうですが・・。

そして8月17日には、3発目の原爆を投下する準備があったとの記事も目にしたことがあります。投下目標は、私が読んだ記事では、東京とされていました。東京に原爆が投下されたら、無条件降伏の決断は誰がするのでしょう?指揮命令系統を失った日本が、なすすべもなく原爆実験にさらされていたかもしれません。

原爆を開発した科学者が広島を訪れ、「罪なき市民というがそれは違う。罪なき市民などいない。皆戦争に貢献していた」と弁明する映像を見ました。戦争に協力しなければ政府に断罪され、戦争に協力すれば原爆で焼き殺される。それが罪なのでしょうか?たまたまそこに生まれた子供たちも?

アメリカの倫理観を責める一方で頭をよぎるのは、もし日本が先に原爆を手にしていたら、どうなったか?ということ。軍事目的に対しては使用したでしょうか。仮に米国本土に確実に到達させることができたとしたら、米国民に投下したのでしょうか。それは私には分かりません。

現在、北朝鮮問題、テロ対策、憲法改正、集団的自衛権、自衛軍、核武装・・・様々な議論が交わされているようです。

はっきりと私に分かることは、戦争をしてはならないということだけ。それを前提に、議論が進むことを願っています。

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