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「次郎物語」を読みながら

今日は娘の友達二人が遊びに来たため、リビングから撤退し、和室に引きこもって読書をしておりました。

選んだのは、30年ぶりくらいの再読となる「次郎物語(著:下村湖人)」です。

子供時代に読んだときも十分面白かった(特に第一部は)のですが、自分が親になってから再読すると、当時とは全く違った観点で首肯・感情移入しまくり。

ラスト(第一部の)近くで、教育に一家言持っていた次郎の母(それゆえ色々あリ過ぎて次郎とは軋轢が生じていた)、お民が、肺を病み死の床についてから「子供って、ただ可愛がってやりさえすればいいのね」と気付き、次郎の乳母だったお浜にそう話すあたり、もはやこっちも落涙寸前です。


著者あとがきも胸に沁みます。

「次郎物語(下村湖人) あとがき(抜粋)」
 もし彼に、何かそうした病的な点が発見されるとすれば、それは、すべての子供が、否、すべての人間が、本能的に求めている最も大切なものを、拒んではならない人によって拒まれているからだ、というの外ない。 世の中には、どんな健全な人間をでも、一見変質者らしく振舞わせる二つの大きな原因があるが、その一つは食物の飢餓であり、もう一つは愛の飢餓である。――そう私は私自身で次郎を弁護したい。そして、彼を多くの親たちに引きあわせることは、やはり決して無駄ではないと思うのである。

リビングからは、ときおりゴム鉄砲による狙撃を受けますが、子供は子供でいろいろ大変なのだということを、次郎が思い出させてくれましたので、大目に見ておくことにしましょう。
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コメント

コメント(2)
No title
下村湖人の文章は今の世にあってもびんびん響いてきますね。「論語物語」を読んで、そう思いました。「次郎物語」、読んでみようかと思います。

inigo2012

2017/01/11 20:15 URL 編集返信
No title
> inigo2012さん
響きますよね。私は「論語物語」を読まなければ!

「次郎物語」は現在、2部以降のを注文中です。

カッタウェイ

2017/01/11 20:30 URL 編集返信
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